韓国大手紙・朝鮮日報12年12月10日記事抜粋
国連安保理の制裁対象品目をチェックか
中国政府が、北朝鮮を出港し中国の港に入港する貨物船に対し全数調査を行うことにより、国連安全保障理事会(安保理)の対北朝鮮制裁違反の有無についてチェックしていることが、12月9日までに分かった。
韓国政府の幹部はこの日「中国政府が最近、北朝鮮の港に寄港した貨物船に対し全数調査を行っている。北朝鮮が中国の港を利用し、国連が禁止した制裁対象品目を搬入・搬送する行為に対応するためだろう」と語った。
中国が北朝鮮関連の船舶に対し全数調査を開始したのは、今年5月に北朝鮮製とみられる弾道ミサイルの部品を積んだ中国船が釜山港で摘発された直後だ、と前出の幹部は話した。これをきっかけに、中国としては、北朝鮮による大量破壊兵器(WMD)の取引をシャットアウトするため取り組んでいるという姿勢を見せる必要が生じたというわけだ。
韓国当局は今年5月、中国の貨物船に積まれ、シリアに運ばれる予定だった黒鉛シリンダー445台を押収した。黒鉛シリンダーは、ミサイルのノズルや弾頭を大気圏に再突入させる際の運搬装置に使用される可能性がある。
国連安保理の対北朝鮮制裁委員会は、韓国政府からこのような事実について報告を受け、調査を行っている。同委員会は問題の部品が製造された目的や、中国の貨物船に積まれた経緯、北朝鮮とシリアによる兵器密売のコネクションなどについて、広範囲な調査を行ってきたことが分かった。
国連安保理の制裁対象品目をチェックか
中国政府が、北朝鮮を出港し中国の港に入港する貨物船に対し全数調査を行うことにより、国連安全保障理事会(安保理)の対北朝鮮制裁違反の有無についてチェックしていることが、12月9日までに分かった。
韓国政府の幹部はこの日「中国政府が最近、北朝鮮の港に寄港した貨物船に対し全数調査を行っている。北朝鮮が中国の港を利用し、国連が禁止した制裁対象品目を搬入・搬送する行為に対応するためだろう」と語った。
中国が北朝鮮関連の船舶に対し全数調査を開始したのは、今年5月に北朝鮮製とみられる弾道ミサイルの部品を積んだ中国船が釜山港で摘発された直後だ、と前出の幹部は話した。これをきっかけに、中国としては、北朝鮮による大量破壊兵器(WMD)の取引をシャットアウトするため取り組んでいるという姿勢を見せる必要が生じたというわけだ。
韓国当局は今年5月、中国の貨物船に積まれ、シリアに運ばれる予定だった黒鉛シリンダー445台を押収した。黒鉛シリンダーは、ミサイルのノズルや弾頭を大気圏に再突入させる際の運搬装置に使用される可能性がある。
国連安保理の対北朝鮮制裁委員会は、韓国政府からこのような事実について報告を受け、調査を行っている。同委員会は問題の部品が製造された目的や、中国の貨物船に積まれた経緯、北朝鮮とシリアによる兵器密売のコネクションなどについて、広範囲な調査を行ってきたことが分かった。