シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

朴大統領の光復節演説、日本への言及は前年比大幅減885字  

2015年08月17日 18時06分01秒 | Weblog
(投稿者注)
いつまでも日本に対抗することを止めれば、もっと気楽に政治・外交が出来て、韓国のメリットになるのに・・・。
無理なんだろうなぁ。


安倍首相の「過去形謝罪」に「未来形対応」
訪中時に韓中日首脳会議提案へ
 朴槿恵(パク・クネ)大統領は8月15日、光復(日本による植民地支配からの解放)70年の祝辞で、その前日に発表された日本の安倍晋三首相の戦後70年談話について「残念な部分が少なくないのは事実」「歴代内閣の立場が今後も揺るぎないと国際社会に明確にした点に注目する」と述べた。
 そして、「(日本政府は)歴代内閣の歴史認識を継承するとの公言を誠意ある行動で示し、隣国と国際社会の信頼を得るべきだ」「特に日本政府は慰安婦被害者問題を早期に解決することを望む」と述べた。
 外交筋では、朴大統領の日本に対するメッセージについて「予想よりもおとなしかった」と見ている。「安倍談話」については肯定的な評価よりも「巧妙な言葉遊び」「過去形・三人称謝罪」といった批判が圧倒的な状況だ。朴大統領の日本に対するメッセージが光復節祝辞全体に占める割合も少なかった。合計6750字のうち885文字で約13%と、北朝鮮に対するメッセージ(約40%)の3分の1程度だ。2014年(約19%)、13年(約21%)と比べても大幅に減っている。
 政府がこのように「おとなしい対応」をしているのには、「安倍首相が執権する限り、日本との二国間交渉で歴史認識問題解決の圧力を加えても成果があまりない」という現実的な判断が働いたためだ。政府筋は16日、「安倍談話はごまかしだらけだということは世界中が知っている」「こっちがむきになって騒いだ瞬間、安倍首相のペースに巻き込まれるだろう」と語った。
 政府は今後、韓国が議長国を務める韓中日3カ国首脳会議の年内開催を目指し、外交力を集中させるという。2008年に始まった韓中日3カ国首脳会議は、3カ国間の歴史認識問題・領土問題で12年5月以降、開催されていない。日中関係改善を重視する日本は会議開催に積極的だが、中国は留保の姿勢を見せている。政府関係者は「朴大統領が来月訪中したら、中国側に3カ国首脳会議の開催を提案するのは当然だろう」と述べた。
 韓国主導で3カ国首脳会議が再開されれば、韓国の外交にとって「多目的の切り札」となる。まず、「日中関係が改善されれば韓日関係はおのずと改善される」と考える安倍政権の「韓国疎外外交」をけん制できる。また、北東アジア地域の安定と韓日関係の改善のため、同会議を開催すべきだという米国の見解にも合致する。
 外交消息筋は「朴大統領が訪中したら、困難な状況の中で下す決断なので、中国側も相応の『手みやげ』に気を使わざるを得ない」「3カ国首脳会議開催合意のほかに、北朝鮮に対する強いメッセージの発信など、日本も応じるしかない議題を用意するべきだ」語った。
李竜洙(イ・ヨンス)記者
韓国大手新聞 朝鮮日報15年8月17日記事抜粋


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