シニア花井の韓国余話

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韓国企業、学業成績より面接を重視

2011年09月21日 20時51分32秒 | Weblog
(韓国大手新聞、朝鮮日報 11.9.16記事抜粋)
 最近、韓国企業の新入社員の採用過程で、書類選考・筆記試験の比重が下がる一方、面接の比重が上がっていることが分かった。大学の単位や英語の成績といった断片的な数値では、志願者の力量を正確に評価できないという認識が広がっているためだと考えられる。
 韓国経営者総協会(経総)は最近、281社の大企業や中小企業を対象に「2011年の大卒新入社員の採用動向調査」を行った結果、各企業が志願者の選考を行う際、面接が占める割合は100点満点のうち平均56.3点となり、5年前の調査に比べ3.8点増加した、と9月15日発表した。一方、筆記試験・書類選考が占める割合は43.7点となり、5年前の47.5点に比べ減少した。
 面接を行う際に評価する項目としては、業務に関する知識や組織への適応力、積極性、創意力などが挙げられた。例えば、サムスン・グループは面接で創意力と協調性についての評価を、現代・起亜自動車グループは創意力とチャレンジ精神についての評価を重視している。
 大卒の新入社員たちのスペック(大学の成績や英語の点数など)は5年前とほとんど変わっていないことが分かった。昨年入社した新入社員の平均年齢は28.3歳で、大学の評定平均は4.5点満点中3.58点、TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)の平均点は697点だった。これは2005年(平均年齢28.2歳、評定平均3.55点、TOEIC700点)と大差ない。
 経総のファン・インチョル企画広報本部長は「各企業が、大学の単位や英語の成績など、目に見える『スペック』よりも、さまざまな経験を通じて人間性や業務に関する知識、組織への適応力などを兼ね備えた人材を好む傾向が強まり、面接をより重視するようになった」との見方を示した。





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