シニア花井の韓国余話

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ミサイル:株価とウォン相場に影響なし

2012年12月13日 18時56分01秒 | Weblog
韓国大手紙・朝鮮日報12年12月13日記事抜粋
 北朝鮮による突然の長距離ミサイル発射にもかかわらず、12月12日のソウル株式市場、ソウル外国為替市場にはほとんど影響がなかった。韓国総合株価指数(KOSPI)は取引開始直後から前日終値を上回り、ミサイル発射後にも上げ幅を拡大し、前日比0.6%高となる1975ポイントで引けた。為替市場ではウォン相場が対ドルで1.7ウォン上昇し、1ドル=1075ウォンを付け、4日連続でウォン高が進行した。
 企画財政部(省)の朴宰完(パク・チェワン)長官は同日、緊急の幹部会議を行い「これまでの状況からみて、北朝鮮のミサイル発射が韓国の金融市場や対外信頼度に与える影響は極めて限定的だ。動向を緊密に監視し、必要な措置を先制的かつ迅速に取っていきたい」と述べた。
 専門家は北朝鮮のミサイル発射による市場への影響がなかった理由として「学習効果」を挙げた。ウリ投資証券のアナリスト、キム・ビョンヨン氏は「北朝鮮のミサイル発射が5回も繰り返され、市場に『株価が下落しても一時的だ』という学習効果が広がった」と述べた。
 別の関係者も「最近の韓国株は安全保障問題よりも、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加的な量的緩和など世界的な動きの影響を受ける」と分析した。同日の株価上昇にも、FRBが11-12日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で追加的な量的緩和措置が決まるとの期待感が背景にあった。
ウォン相場は前日比1.90ウォンのウォン高となる1ドル=1074.80ウォンで寄り付いた後、北朝鮮のミサイル発射が報じられ、午後0時45分には一時0.6%のウォン安となる1077.30ウォンまで反落した。しかし、午後には再び上昇に転じ、結局前日を上回るウォン高水準で取引を終えた。市中銀行の為替ディーラーは「北朝鮮のミサイル発射で市場が一時的に驚きを見せたが、すぐに米国の量的緩和への期待感から輸出企業のドル売りが優勢となり、ウォン高が進行した」と指摘した。





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