シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

野球:イ・スンヨプ、現状維持8億ウォンで一発サイン

2012年12月30日 21時41分11秒 | Weblog
韓国大手紙・朝鮮日報12年12月28日記事抜粋
ゴールデングラブ賞などの活躍にもかかわらず現状維持
呉昇桓、尹盛桓、ペ・ヨンスなどとの更改交渉を控えたサムスンも一息
年俸1位の金泰均も現状維持の15億ウォン(約1億2000万円)
 韓国の国民的打者、イ・スンヨプ(36)が27日、所属するサムスン・ライオンズと再契約を行った。年俸8億ウォン(約6400万円)にオプションとして最大3億ウォン(約2400万円)上乗せで、これは日本での生活を終えて昨年末に韓国に復帰したときと同じ条件だ。
 イ・スンヨプはこの日、大邱の新球場起工式が行われる前に、慶尚北道慶山市の球団事務所に立ち寄って年俸交渉に臨み、チームからの現状維持の提示に一発でサインした。
 イ・スンヨプは今シーズン、打率3割7厘、本塁打21本、打点84の好成績を残しただけでなく、韓国シリーズでも大活躍し、チームの優勝に大きく貢献した。さらにMVP(最優秀選手)に加えて指名打者としてゴールデングラブ賞も受賞したことから、来期の年俸は当然アップするものと誰もが考えていた。一部では10億ウォン(約8000万円)を上回るとの見方もあった。
 しかしサムスンはこれらの予想を覆し、イ・スンヨプに現状維持を提案。サムスンの球団関係者は「イ・スンヨプの活躍からすると、年俸アップも十分考えられるが、今年も他の選手に比べて年俸が飛び抜けて高かったため、深く考えて下した結論だ」と述べた。韓国野球委員会(KBO)の規定では、海外で活躍し韓国に戻った選手と再契約をする場合は、契約金を支払うことができない。そのためサムスンは昨年の契約の際、イ・スンヨプに契約金無しの年俸8億ウォン、オプション3億ウォンという「特別待遇」を行ったのだ。
 イ・スンヨプもこれらの事情を理解しているためか、交渉はすぐに終わった。サイン後、イ・スンヨプは球団が配布した報道資料を通じ「さほど無理のない金額と思い、ためらうことなくサインした」「昨年末、韓国に戻ったときから金にはこだわらないことを決めていた。選手として年俸が高くなるのは良いことだが、それ以上に以前から所属していたチームで懐かしい後輩たちと共にプレーできることの方を重視した」とコメントした。
サムスンは内心ほっとしている。イ・スンヨプとの交渉がもつれた場合、他の選手たちとの交渉にも影響が出るのは間違いなかったからだ。サムスンは12月17日、チャン・ウォンサムと4億ウォン(約3200万円)で契約更改したが、その後は10日間にわたり誰とも契約を更改できていない。2連覇に対する期待からか、選手たちが要求するレベルが予想以上に高かったからだ。クローザーの呉昇桓(オ・スンファン)には1億7000万ウォン(約1400万円)アップの5億5000万ウォン(約4400万円)を提示したが、交渉は決裂した。さらに尹盛桓(ユン・ソンファン)、ペ・ヨンス、パク・ソンミンらとの契約更改交渉も残っている。
 高額年俸のスターとして優れた活躍をしながらも、年俸の凍結を受け入れた選手は他にもいる。今シーズン、イ・スンヨプを抑え、球界トップの年俸15億ウォン(約1億2000万円)を受け取った金泰均(キム・テギュン)=ハンファ=だ。イ・スンヨプと同じく昨年まで日本でプレーし、シーズン途中で帰国した金泰均は、昨年と同じ15億ウォンで来季の契約にサインした。金泰均は今シーズン打率3割6分3厘、本塁打16本、80打点を記録し、不振にあえいでいたハンファ打線を1人で引っ張る活躍をしたため、来シーズンは年俸がアップするとの見方もあったが、本人は現状維持の提案を受け入れた。
 金泰均は先日、チームメートのほぼ満場一致で新しいキャプテンに選ばれた。最下位に沈んだチームの立て直しを託され、来期はより固い決意でシーズンに臨まねばならない金泰均は、クリスマス休暇も返上し、チームの仲間と自主練のためサイパンに向かった。今後は1月半ばごろでサイパンに滞在してから沖縄でのキャンプに合流する予定だ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。