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旅客船沈没:乗員証言「船長は事故時にゲーム」  

2014年05月03日 23時30分29秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報14年4月30日記事抜粋
清海鎮海運とセウォル号、浸水中に7回通話
乗客救助や脱出の指示なければ司法処理
 4月16日午前、旅客船「セウォル号」では浸水中に乗員たちと船会社の清海鎮海運の間で7回電話のやり取りがあったことが分かった。双方の会話の中で救助や脱出に関して適切な指示や措置があったかどうかを調べているが、内容次第では清海鎮海運も今回の事故の刑事責任を問われる可能性が高くなる。
 セウォル号沈没事故を捜査している検察・警察合同捜査本部は、16日午前9時1分にセウォル号の乗員であるマネージャー(32)=逮捕済み=が清海鎮海運仁川支店関係者に最初に電話したことを履歴で確認したと4月29日、明らかにした。
 続いて9時3分に清海鎮海運済州本社の関係者がイ・ジュンソク船長(69)=同=に電話をかけ、35秒間通話した。さらに9時40分ごろまでに清海鎮海運関係者とセウォル号の一等航海士(42)=同=が5回以上通話している。この一等航海士はセウォル号で乗客の安全と船舶事故の責任者を務めていた。
 合同捜査本部は通話した当事者たちに対し、乗客の救助措置や脱出命令などに関するやり取りをしたのかどうか調べている。合同捜査本部関係者は「清海鎮海運側が適切な救助措置を取ることなく乗員だけ先に脱出するように指示していたとしたら、遺棄致死などの共犯として処罰できる」と話している。
 合同捜査本部はまた「セウォル号沈没事故直前に操舵(そうだ)室にいなかったイ船長について、『船長室で携帯電話のゲームをしていたようだった』という乗員の供述が得られた」と発表した。合同捜査本部は「イ船長は事故発生約40分前に操舵室を去り、事故約10分前に操舵室に来て会話した後、再び操舵室を離れて船長室にいたときに事故が起こったことが分かった」としている。イ船長が船長室にいるときにある乗員が行ったが、その乗員は「船長は携帯電話機でゲームをしていたように見えた」と供述したとのことだ。これについてイ船長は「そのときは携帯電話のメッセージを見ていた」と否定しているという。
 さらに、合同捜査本部の調査ではセウォル号の復原力(船が傾いたときに元の位置に戻ろうとする力)が弱いことを船長・乗員の多くが知っており、その一部は船会社側にこの問題点を指摘していたが、無視されていたことが分かった。イ船長は「増築でセウォル号の復原力が低下したことは知っていたが、何の措置も取っていなかった」と供述している。合同捜査本部の話では、事故時に操船していた女性航海士(26)=逮捕済み=と操舵手(55)もイ船長らから復原力が弱いという話を聞き、知っていたという。
木浦= 金性鉉(キム・ソンヒョン)記者


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