シニア花井の韓国余話

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昆虫の食品原料使用、韓国政府が初承認

2014年07月22日 08時00分00秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年7月18日記事抜粋
農村振興庁と食品医薬品安全処は7月17日、昆虫のミールワーム(ゴミムシダマシ科の甲虫)の幼虫を食品原料として使用することを承認したと発表した。食品医薬品安全処はミールワームの栄養成分を分析し、毒性をテストした結果、食品として使用する上で問題がないと説明した。韓国ではイナゴ、カイコの幼虫が民間で食べられてきたが、政府が科学的な安全性を立証し、食品原料として使用可能だと認めた昆虫はミールワームの幼虫が初めてだ。
 農村振興庁によると、洗浄、殺菌、凍結乾燥という工程を経て粉末化されたミールワームの幼虫はタンパク質と脂肪が80%以上を占め、食品材料として利用価値が高いことが分かった。内訳はタンパク質が45-57%、脂肪が25-34%だった。特に脂肪の75%が心血管疾患の予防に効果がある不飽和脂肪酸だった。
 政府はミールワームの幼虫以外にもシラホシハナムグリ、カブトムシ、コオロギなどの食用化に向けた研究も進めている。国連食糧農業機関(FAO)は2050年には世界の人口が90億人に達し、現在の約2倍の食糧が必要になると予測しており、昆虫を未来の代替食料として注目している。現在韓国の昆虫産業の規模は1500億ウォン(約147億円)前後で、来年には3000億ウォン(約294億円)を超えると予想されている。
孫振碩記者





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