シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

Kリーグ:水原VSソウル、球団職員も暴力沙汰

2012年06月24日 15時10分45秒 | Weblog
  韓国大手紙・ 朝鮮日報12年6月22日記事抜粋
Kリーグ(注:プロサッカーリーグ)のライバル同士、水原サムスンとFCソウルが、度を越した対立によって球団スタッフ同士の暴力騒動にまで発展した。
 6月20日にソウル・ワールドカップ競技場で行われた韓国FAカップ16強戦のFCソウル―水原サムスン戦。試合は2-0で水原が勝ったが、両チーム合わせてファウル42回、警告7枚が乱れ飛ぶ荒々しい内容だった。水原のラドンチッチは、ソウルの金珍圭(キム・ジンギュ)の激しいタックルを受けて右膝の靱帯を損傷し、復帰には最低でも3カ月を要すると診断されている。試合終了後にはソウルのサポーターが崔竜洙(チェ・ヨンス)監督に謝罪を要求し、球団バスの前に立ちはだかる一幕もあった。ここまでは、ライバル対決ならあってもおかしくない光景だ。本来ならこうした問題は、双方の球団スタッフが解決に乗り出すべきだが、今回の騒動は、球団スタッフ同士が小競り合いを演じて負傷者を出し、警察に連行されるという事態にまで発展した。
 試合前、水原のA課長とソウルのB課長代理は電話で話しているうちに口げんかになった。水原側が2軍選手の無料入場を要請したのに対し、ソウル側は今年4月の(水原での)試合で、自チームの2軍選手たちがチケットを買って入場したことを理由に、水原の要請を断ったのだ。
 感情的になった二人は、試合終了後に選手専用の出入り口で偶然顔を合わせ、再び言い争いとなった。互いをののしるうちに、水原のA課長はソウルのB課長代理の首を何度か拳で殴ったという。ソウルのB課長代理は救急車で病院に搬送され、水原のA課長はFCソウル側の通報で駆け付けた警察官によって警察に連行され、事情聴取を受けた。A課長は事情聴取で「B課長代理が私をののしった」として、侮辱罪でB課長代理を告訴した。
 両球団の間には、騒動の翌日になっても暴力騒動によるしこりが残っていた。ソウル側が「基本的に、拳を振りかざしたこと自体が過ちではないか」と声を荒げると、水原側は「われわれだけでなく、ソウル側にも同じように責任がある」と応酬した。
 ソウルと水原はKリーグの中でも「犬猿の仲」として有名だ。1990年代後半からにらみ合ってきた両チームの対決は、常に激しい火花が散っていた。ファンたちは「絶対に自分たちのチームが勝つ」と主張して舌戦を繰り広げた。
 海外では、ライバル対決が暴力騒動に発展するケースがたびたびあり、社会的な問題にもなっている。スコットランド・プレミアリーグのレンジャーズとセルティックによるライバル対決「オールドファーム・ダービー」では、過去10年間に暴力沙汰で10人以上が命を落としている。
世宗大のイ・ヨンス教授(KBS放送・解説委員)は「球団には、選手団とファンを管理し、暴力沙汰を防ぐ責任がある。それなのに、球団のスタッフ同士が小競り合いを演じるとは、実に嘆かわしいこと」と述べた。今シーズン、両チームの直接対決は3回以上行われる予定だ。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。