シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

韓国の大企業、社内留保が急増 

2015年07月23日 11時43分00秒 | Weblog
企業情報サイトCEOスコアが韓国の30大企業グループの系列企業268社を対象に集計した今年3月末時点での社内留保は710兆3002億ウォン(約76兆1000億円)で、過去1年で38兆2378億ウォン(約4兆1000億円)増えたことが分かった。うちサムスン、現代自動車、SK、LG、ロッテの5大グループによる社内留保は38兆6067億ウォンで、30大グループ全体の社内留保の増加額を上回った。
 社内留保とは企業が得た利益を配当や投資に回さず、社内に残しておくことを指す。
 政府は今年から3年間、投資、配当、賃金の増加幅が利益と比較して不足している場合、法人税を加重課税する「企業所得還流税制」を採用した。それでも企業が社内留保を増やしているのは、輸出減少、内需低迷といった景気悪化による側面が大きいとされる。また、在庫資産が増え、現金確保要因が生じたほか、企業の合併・買収(M&A)に備えた「実弾」確保の必要性もあった。
 韓国経済研究院のペ・サングン副院長は「景気低迷で需要が低下した状況で、生産拡大のための投資は事実上不可能だ。企業が研究開発(R&D)拡大を通じた高付加価値製品開発と技術力の向上を図るよう、政策的な支援が求められる」と指摘した。
金徳翰(キム・ドクハン)記者
韓国大手新聞 朝鮮日報15年7月23日記事抜粋



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。