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北朝鮮の貿易規模が過去最大 制裁は影響なし

2014年05月23日 23時30分45秒 | Weblog
【ソウル聯合ニュース】14.5.22
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が5月22日に発表した北朝鮮の貿易動向の報告書によれば、昨年、韓国との貿易を除く北朝鮮の対外貿易規模は前年比7.8%増の73億4000万ドル(約7407億円)を記録した。KOTRAが集計を始めた1990年以降、最大となった。
 北朝鮮の輸出額は11.7%増の32億2000万ドル、輸入は5.0%増の41億3000万ドルと集計された。貿易赤字は前年(10億5000万ドル)より多少減少した9億800万ドルとなった。
 最大の貿易相手国は中国。貿易規模は65億4000万ドルで、全貿易額の89.1%を占めた。北朝鮮の対中国貿易依存度は2005年に50%を超えて以来、上昇を続けているとKOTRAは説明した。
 北朝鮮が昨年2月に3回目の核実験を強行した際、中国政府も北朝鮮との輸出入通関を強化するなど国際的な制裁の動きに加わったが、実質的には貿易に大きい影響を与えることはなかったとKOTRAは分析した。
 北朝鮮は石炭や鉄鉱石などの鉱物資源のほか、繊維や衣類の輸出が多く、電気機器および輸送機器、穀物などを主に輸入した。
 貿易相手国はロシアとインド、タイ、シンガポールが中国に続いた。
 昨年のロシアとの貿易額は1億400万ドル(輸出700万ドル、輸入9700万ドル)で37.3%増えた。昨年下半期に、羅先の羅津港とロシア極東沿海地方のハサンをつなぐ鉄道が開通したことにより、電気機器などの輸入が増えたものとみられる。
 日本は2009年以降、貿易実績がなく、米国も経済制裁を強化し、食糧など人道的な支援物資を援助するのみであったとKOTRAは説明した。
 KOTRA関係者は「北の対外貿易は中国への鉱物輸出増加により、2010年以降4年連続で上昇を続けている」とした上で、「北は最近ロシアの高官と接触するなど、中国との貿易の依存度を下げるためにロシアと関係拡大を目指すとみられる」と分析した。






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