松尾剛次さんの「仏教入門」を読みました。
コロナ禍以降、奈良博もワタシのテリトリーに入ってきました。京博も場所柄お寺関係の展覧会も多いのですが、どちらかというと絵画とか焼き物とか漆工とか美術工芸品みたいなのが中心になっている印象があります。それに比べると奈良博はガッツリ「仏教」って感じで、せっかく行ってても「う~ん、もうちょっと知識があればなぁ…」と思う場面が多々あります。あ、京博の美術工芸品なら知識があるってことではなく、そちらは見て「あ、綺麗!」という感想で全てOKなので。で、一度、ちゃんと仏教の知識も入れてみようかと珍しく殊勝な心掛けで読んだ本です。
この本の概要です。
↑“平明な”ってところがポイントです。岩波ジュニア新書は小中学生も読むことを想定しているので、わかりやすいし、偏りがないので、とても読みやすいです。日本の仏教の系統?みたいなのも、学生時代の日本史の教科書で見たよなぁってところまでは覚えていますが、さらに先はすっかり忘却の彼方だったので、もう一度“復習”できました。この本、全体にいえることですが、日本史の教科書の中の「仏教」っていう部分だけを取り出して、時系列にわかりやすく書いてくださってるって感じです。
えらいお坊さんって大体皆さん比叡山で修行されているんですね。それは今回初めて知りました。「最澄」と「空海」って一対っていうイメージだったので、比叡山と高野山が同じくらいなのかなと勝手に思っていました。どっちが上とか下とかと言う意味ではなく、です。
今年は「伝教大師1200年大遠忌」だそうで、いろいろ事業があるようです。東博でも「最澄と天台宗のすべて」という展覧会があり、音声ガイドが亀ちゃんだそうです。亀ちゃんは仏教の造詣が深いですからね。この展覧会、来年京博でもあるようなので、それは行くことにしました。
ついでにみうらじゅんさんの「マイ仏教」も読みました。
みうらじゅんさんの本は初めてです。ちゃんと、って書くと失礼なんですが、仏教について語っていらっしゃいます。面白くてとてもわかりやすかったです。2011年の発行ですが今年で19刷になってました。いとうせいこうさんとの「見仏記」という本もあるようなので、見てみたいと思います。
コロナ禍以降、奈良博もワタシのテリトリーに入ってきました。京博も場所柄お寺関係の展覧会も多いのですが、どちらかというと絵画とか焼き物とか漆工とか美術工芸品みたいなのが中心になっている印象があります。それに比べると奈良博はガッツリ「仏教」って感じで、せっかく行ってても「う~ん、もうちょっと知識があればなぁ…」と思う場面が多々あります。あ、京博の美術工芸品なら知識があるってことではなく、そちらは見て「あ、綺麗!」という感想で全てOKなので。で、一度、ちゃんと仏教の知識も入れてみようかと珍しく殊勝な心掛けで読んだ本です。
この本の概要です。
仏陀の誕生と基本思想、大乗仏教の成立、アジア各地への展開をわかりやすく述べるとともに、日本の仏教受容、鎌倉新仏教と近代以降の展開など、日本仏教の解説にも力点をおく。日本人の生活や価値観に大きな影響を与えている仏教の本質を知り、現代を生きる私たちにとっての宗教の意味を考えるための本格的で平明な仏教入門。
↑“平明な”ってところがポイントです。岩波ジュニア新書は小中学生も読むことを想定しているので、わかりやすいし、偏りがないので、とても読みやすいです。日本の仏教の系統?みたいなのも、学生時代の日本史の教科書で見たよなぁってところまでは覚えていますが、さらに先はすっかり忘却の彼方だったので、もう一度“復習”できました。この本、全体にいえることですが、日本史の教科書の中の「仏教」っていう部分だけを取り出して、時系列にわかりやすく書いてくださってるって感じです。
えらいお坊さんって大体皆さん比叡山で修行されているんですね。それは今回初めて知りました。「最澄」と「空海」って一対っていうイメージだったので、比叡山と高野山が同じくらいなのかなと勝手に思っていました。どっちが上とか下とかと言う意味ではなく、です。
今年は「伝教大師1200年大遠忌」だそうで、いろいろ事業があるようです。東博でも「最澄と天台宗のすべて」という展覧会があり、音声ガイドが亀ちゃんだそうです。亀ちゃんは仏教の造詣が深いですからね。この展覧会、来年京博でもあるようなので、それは行くことにしました。
ついでにみうらじゅんさんの「マイ仏教」も読みました。
みうらじゅんさんの本は初めてです。ちゃんと、って書くと失礼なんですが、仏教について語っていらっしゃいます。面白くてとてもわかりやすかったです。2011年の発行ですが今年で19刷になってました。いとうせいこうさんとの「見仏記」という本もあるようなので、見てみたいと思います。