おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

初春文楽公演 第2部

2019-01-05 18:24:57 | 観たもの
 今年の初芝居、初春文楽公演でございます。第2部は「冥途の飛脚」と「壇浦兜軍記」でした。「冥途の飛脚」は、先々月南座で孝夫さんの忠兵衛を見ましたが、孝夫さんの時は何も思わなかったのですが、文楽のプログラムを読むと、とんでもないお金にだらしのない無責任な優柔不断男で、「こんなんあかんやんなぁ」と思っていたらそのまま意識を失い、羽織を落とすところも封印を切るところも見逃してしまいました。

 そして休憩をはさんでの「壇浦兜軍記・阿古屋の琴責め」です。こちらも先月歌舞伎座で玉ちゃん、梅枝さん、児太郎クンを見たばかりです。さすがに3回連続で見ると、それなりに記憶に残っているもので、阿古屋も重忠も岩永も「あ、あれですね」とわかります。阿古屋は主役ですので、注目するのはもちろんなんですが、玉ちゃんが岩永をなさった時に「こんなに岩永を真剣に見たのは初めて」と思ったくらいガン見したせいか、岩永のほうにも目が行きます。なかなか面白い動きで、玉ちゃんはこれを参考になさったのね、といちいち納得しながら拝見しておりました。

 勘十郎さんの阿古屋、それは絶品でした。お衣装も立派で、俎板帯には牡丹の上に蝶々が止まっていました。勘十郎さんの手作りなんでしょうか(勘十郎さん、お裁縫ができる方なんです)。琴、三味線、胡弓を演奏する時は特別な「手」があるそうで、その手で演奏すると、本当に演奏しているように見えます。そして手の位置も寛太郎さんの手とほぼ同じ位置にあります。舞台から床を見るわけにはいけませんから、当然覚えてそこを押さえているわけです。

 舞台の阿古屋と床の寛太郎さんと浄瑠璃の字幕を一生懸命見ていたら、珍しく意識を失うことなく1時間ちょっとをしっかり拝見しました。浄瑠璃もよかったです。歌舞伎だと舞台ばかり見てしまって、浄瑠璃はほとんど聞いていないので、やっと自分で字を見てお話を理解しました。

 文楽の「阿古屋」、先月の歌舞伎座の「阿古屋」の復習、そして3月の南座の「阿古屋」の予習に絶対オススメです。もう一度見ようと、前楽の二等席を取りました。「阿古屋」だけなら6時半に文楽劇場に行けば間に合うので、会社が終わってから行きます。来月の東京の文楽公演にも「阿古屋」がかかります。東京はチケットが取りづらいようですが、ぜひご覧くださいませ。

 歌舞伎で実際に演奏されているのもすごいんですが、文楽でお人形の動きと床の演奏がぴったり合ってるというのも見応えがあって面白く見物しました。しつこいようですがです。

 
 
 
 
 文楽劇場のお正月のお飾りです。
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2 コメント

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文楽の阿古屋 (東京の歌舞伎お友達)
2019-01-06 18:01:22
おとらさん

あけましておめでとうございます。
昨年は歌舞伎座でちょいちょいお会いできて嬉しかったです。
今年も、もっと、どうぞよろしくお願いいたします。

来月の蓑助さんの中将姫と阿古屋の夜の部、
行くことにいたしました。絶対におススメ!と、
京都の歌舞伎お友達に背中を押していただいて
決意いたしました。なかなか文楽に行けなかったので。おとらさんもおススメくださっているので
よっしゃ―!って思いました。
気絶しないように頑張って、しっかり目に焼き付けて参ります。
絶対いい! (おとら)
2019-01-06 23:35:47
東京の歌舞伎お友達さま
新年おめでとうございます。今年もあちこちでお会いできたら嬉しいです。

2月の文楽、よくぞご決心なさいました。簔助さんの「中将姫」と勘十郎さんの「阿古屋」なんて、盆と正月が一度に来たような演目と出演者です。

たぶん「阿古屋」は大丈夫です。三曲を演奏する人形の手と岩永の動きを見ていたらあっという間に終わります。時々字幕も見れば、義太夫の予習にもなります。

「中将姫」は簔助さんの人形にびっくりされると思います。「本当に人形ですか?」って言いたくなるような動き方なんです。玉さまみたいです。

行ってご損はないと思います。ぜひオペラグラスでガン見してきてください。

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