名古屋城へ・・・。
予定では、無理をしないで
のんびりと 犬山城と その城下町で過ごす予定でしたが・・・
天守閣への思いのほか急峻な階段を
よじ登った(◎_◎;)にしては余力があったので予定変更。
次回にしようと諦めていた名古屋城に急遽行きました。。。
復元工事が終了した、
本丸御殿をぜひ見てみたかったからです。
ここは、1615年に尾張藩初代藩主・徳川義直公と
春姫の住まいとして建てられました。
その後は、名古屋城に来た将軍が宿泊するための
専用御殿になりました。
「近世城郭御殿の最高傑作」と呼ばれるほどでしたが、
空襲で焼失。
文献や実測図・古写真・障壁画などが残されていたので、
忠実に従って、2009年から復元工事が始まり、
2018年に完成しました。
御殿を訪れた人が、まず最初に通される部屋。
「玄関」(虎之間)。
通された人を囲むように、四方に勇猛な虎やヒョウが描かれています。
最初から緊張してしまいますね・・。
障壁画は「山水花鳥図」。桜、松、水鳥の遊ぶ風景、紅葉など。
鍵隠し。
見事な職人技!
この中には、ほとんどすべての彫金技法が駆使されているそうな!
見事な天井!
と、ここで、
突然、箱根の「福住旅館」に宿泊した時に、
立派な天井絵のある部屋に泊まったことを思い出しましたが、
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御殿は将軍様がお泊りになるところなんですから
下々のものが、この絵を眺めながら休む・・・なんてことは、
想像することも、夢にも見る事も出来ないことでしたね ・ ・ ・ ・ ・
いよいよ 将軍様がお泊りになる「上段之間」
黒漆で塗られた「二重折上小組格天井」
他とは違います・・・。
「上段之間」への廊下の欄間。
上の欄間の裏側。
こちらは鳥の数も多いし、
将軍様の部屋側から見える方なので手が込んでいます。
差をつけた特別感ていうものでしょうか・・。
こんなに豪華な部屋で、
果たして将軍様はゆったりと休む事が出来たのかしら・・・?
な~んて くだらない感想はこのくらいにして、
素晴らしい芸術品を鑑賞させていただいた
格別な贅沢なひとときでした。
難しい高等な技を駆使した伝統技術を守る、
正に現代の職人技の競演ですね。。。
もう一度、ゆっくりと時間をかけて
一つひとつ丁寧に鑑賞したいものだと
撮ってきた写真を眺めながら思っているところです。
等な