先日、補正予算で買ってもらったワイヤレスミキサーが納入されました。さっそく今日の学校説明会でデビューです。
ビクターのWM-PM30という製品です。まったく同じものがTOAからWM-1510という名前で販売されています。OEMなんでしょうね。
仕組みとしては「他の有線マイクやCDプレーヤーなどが接続できるワイヤレスマイク」です。こんな形ですが、ワイヤレスマイクだと思ってもらうと機能がよくわかると思います。すでにワイヤレスマイクが使える場所に持ち込んで使います。
もともと使われているワイヤレスマイクを1本持ってきて、チャンネルを確認します。ワイヤレスミキサーのチャンネルをそれに合わせれば準備完了。もとのワイヤレスマイクは使わないことにします。
本体についているマイクでアナウンスできるほか、有線マイクやライン入力などの最大4回線をミキシングして、「ワイヤレスマイクの信号として」送信することができます。学校説明会のように、フロア中央でPCからプロジェクターで映像を見せるとき、音声をワイヤレスで飛ばすことができるのです。
体育祭などでも便利です。
今までは放送席まで有線の機材を持っていかなければならなかったのですが、このワイヤレスミキサーは電池で動くので、メモリープレーヤーとつなげばすぐに放送席の準備が完了します。
グラウンドの上を這わせたケーブルが、足がかかって抜ける心配もありません。ケーブルが泥だらけになり、片づけに苦労することもありません。
パソコン室でも便利だったりします。
ハンドマイクだと操作の説明をしながら実演しにくいのですが、スタンドマイクですから、不自由しません。教員機周辺には複数のPCが置いてあることがありますが、どのパソコンからの音も出すことができます。ミキサーですから、同時に音を出すことも可能です。AVアンプのように切り替えなくても済むのです。
ハンドマイクの方が便利な時は、このワイヤレスミキサーの電源を切って、元からあったワイヤレスマイクを使います。すぐに元の環境に戻ります。
学校の放送設備は古いものが多く、今の電波法では使えないものを見つけたりすることもあります。「古い=難しい」ということが多いので、有効に活用されないこともあります。特定の人にしか使えなくて、放送担当が当たると、ずっと放送担当が回ってきたりします。
新しい使いやすいものを導入して、誰でも簡単にできるといいですよね。
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