「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

秋晴れの空に湯呑みひとつ

2009年09月10日 | 陶芸作品




ここ数日、実にさわやかな秋晴れの日々が続いております。
あの長く続いた土砂降りの梅雨がウソのようです。

それでも日中は真夏日でまだ暑い!夜明け前は寒さで目が覚める!
相変わらず鼻水用のティッシュを小脇に抱えて
引きこもりがもう何日続いている事やら。

歩き始めたミーちゃんは、いいな~~~。
春が来たら、おんもへでられるから。

葉の落ちた枝垂れの小梅ちゃんに小さな花が咲いてます。
夜明けの寒さを春と勘違いしたのかな。


湯呑みは混合赤土にこまち糠白釉。
釉掛けが薄かったらしく白濁は見込みに少し。
灰釉はしばらく置くと変化しているようです。
だからその都度御機嫌伺いが必要です。

古くなった夫婦にどこか似てもおります(爆)

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力強さはどこから?

2009年09月09日 | 陶芸作品



なんと呼んでいいのか、この小さな花入れ?
チビ子が夏休みの作品のミニーちゃん丸皿を作った時に、
妻も一緒に付き合って作ったもの。

ぐい呑みを作るつもりが、思い通りにならずこうなったとの事。
最初見たときは、保育園の年少さんよりヒドイな~~と思いました。

本焼きが済んで、どこに置きようもなく、なんとなく洗面台の前に置きました。

毎日見ているうちに不思議な力強さを感じるようになり、
そのうちにこれまで自分が作ったものにそんな力強さを
感じた事がない事に気付きました。
さらにはこんなもの自分には今でも作れないとも思いました。

親バカならぬ亭主バカな話でスミマセン!
同じようにどこから来るのかわからぬ力強さを妻に感じているのも事実です。


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湿台(しった)激励! 湿台(知った)事か!湿台(知った)かぶり!!

2009年09月08日 | 陶芸小道具




私は湿台を使った事がない。
と言うよりも使う必要がないと言った方が正確。

(注)湿台とは両端を粘土でロクロに止めて、
   上に作品をのせ高台(底の部分)を削り出す道具で、
   決して頭にかぶるものではありません。

作る数が少ないし、それもテストピース代わりのぐい呑み・湯呑みやカップ。
大きくてせいぜい飯椀、鉢物。
口径でもせいぜい20㎝前後。
一度に同じものを繰り返し作ることはない。注文がないから。
いろんなものをその時の気分次第で作る。
小さなぐい呑みから飯椀まで多い時で週に一回7個。
うまくいかないと全部つぶして0個。
そんな私に湿台は必要ない。
土をくるりと一周巻いて削る。
湿台はほぼ同じ大きさの同じ形のものをたくさん削る時に使うもの。

あー、それなのにそれなのに先週作ってみました。
ロクロの練習を兼ねて作ってみました。
高さ15㎝・口径14㎝・厚さ1㎝。
筒型でこの大きさ(小さいのだが)を挽いたのは初めて。
誰かが3㎏の土で高さ30㎝挽き上げる練習を!!
と書かれたのを覚えているが
まだそんなレベルではない。

たった15㎝の高さでフラダンスのように腰を振る!
あたかも私を挑発するかのように。

小さなものしか作れない私にも
大物とまではいかずとも、中物位挑戦したいという欲が出てきたか?
私にとっては画期的(最近よく登場するね!)な事!!

口径30㎝は無理だとしても25㎝位の中鉢をロクロで挽いて、
横をポンッと叩いて歪ませ少し楕円の偏平鉢を作る。
これは粘土巻では削れない。だから湿台を作ってみた。

俺にだって小さな夢くらいあるんだぜ!!
いや、あったんだぜ!!
今は夏風邪以来どこかへ飛んで行ったけどさ~(爆)
またいつの日か舞い戻ってくるのを待つさ~。
そうするさ~~~。
(少しキャラを見失いつつ・・・)


やっぱり、タダ使わない湿台を作った、で終わるかもしれない話。


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夏風邪美術館

2009年09月07日 | 雑想


先週の金曜日頃からのどが痛く、鼻水がポタポタ状態でティッシュの箱を抱えている。
エアコンをつけると冷え込んでクシャミの連発。家族は暑いと言い、私は寒い。
そこで、かかりつけの病院からもらっていた薬を飲んだら、鼻水は止まるが
鼻の奥からのどにかけて、カラカラに乾燥して砂漠みたい。
昼間は暑くてエアコンが要る、夜は寝るとき暑くて、明け方冷え込む。
とてもこの変化に体がついて行けない。
いわゆる季節の変わり目、これが私にとっては最大の危機。
毎年てきめんに体調を崩す。

丁度そんな時、ケアレ・スミスの学校の書道科九州六県連合書作展が4日から6日まで
熊本県立美術館で開かれ、スミスも常駐していた。
5日の土曜日にでも行ければと思っていたが、とてもきつくてそんな気にはならなかった。
スミスは兄ちゃんとは違って、小さい頃からなんでも「見に来て!!」のタイプ。
カミさんは何とかして行ってやりたかったらしいが、
来年は佐賀県、再来年は長崎県開催なので何とか行けるからと説得。
一年先は何が起こるかわからないという。確かにそうだ!!

話が前後したが、私の体調がわかって諦めてくれた。
スミスも5日の午前中、家族が自分のところへ向かっていると思って電話をくれたが
きつくて行けないと伝えたら、自分の臨書を写メールとやらで送ってくれた。




若い頃、毎晩100㌔走っていた私だが、今は熊本が遠い!!悔しいが本当に遠い!!

そんな訳で、今日から月曜日、みんな出払って静かな一週間を横になって過ごすことになりそうです。


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粉引き湯呑み

2009年09月05日 | 陶芸作品


もちろん真っ白のしっとりとした粉引きに対する憧れはあります。
しかし揺らぎのあるものも面白いと思ってます。

まず白化粧土を見込みに掛けて、胴を持ってすぐに外側をドボンとつけて
ズブがけします。
どういう理由で今回のこの揺らぎが出るのかワカリマセン!
時々見込みの化粧掛けが外側に流れ濃淡が出る事はあるのですが・・・

でもこういった不作為というか意図しない揺らぎが私には面白いのです。
ただ単に汚れにしか見えないのかもしれませんが。







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チビ子の刺身醤油皿

2009年09月04日 | 陶芸作品


チビ子は刺身が大好きです。
特に赤身のマグロとサーモンには目が無いようです。
幸いなことに、サシの入った中トロはなぜか苦手なようです。

昔は兄ちゃん2人と3人で争って食べたものです。
キスが数匹しか釣れなかった時など、数秒の勝負でした。

そして今はチビ子が競争相手です。
そういう訳でチビ子は自分の醤油皿まで作ってしまいました。








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新鬼木棚田紀行・・・その3

2009年09月03日 | Photo Album


前回(その2)から撮影ポイントを変えています。
それまでのポイントは丁度中央奥あたり。
もうすぐ9月の下旬には鬼木棚田まつりが開かれ、時代を映したいろんなキャラクターの
案山子がたくさん登場する。
その他にもいろんな催しが準備されているようです。
どうぞ皆さんも一度おいでください!!










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チビ子の卵

2009年09月02日 | 陶芸作品


これもチビ子の夏休みの作品。
ミニーちゃんを作ってからもまだ物足りなくて何か作りたいと言うので
作らせていたらこんなものを!

それに透明釉を掛けて簡単に済ませてしまったが、もう少し子供が喜ぶように
卵らしい色合いにしてやればよかったかな~~~なんて反省してます。
チビ子も何も文句こそ言いませんでしたが、顔は明らかに不満そう(爆)









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新鬼木棚田紀行・・・その2

2009年09月01日 | Photo Album

前回の田植え後の訪問は初めてで道もわからず、案内板に沿って駐車場(写真中央奥)
から撮影したのですが、今回はたまたまそこに来られていたカメラマンの後を追って
撮影ポイントを3ヶ所車で移動してみました。

こんなに美しい棚田の景色も子供たちにとっては退屈だったのか、途中の牛小屋で
遊んでいました。


鳥よけのテープが風に揺られて赤や金色に輝いていました。




この角度から見ると、棚田の命、石垣が丁寧に築かれているのがわかります。
何世代にもわたって少しづつ丁寧に築かれ開墾されたんでしょうね。
それを維持される苦労もまた大変なものでしょう!







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