「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

心と体の折り合い

2011年11月02日 | 闘病・難病


昨日は病院ハシゴ三軒!!

昨日のうちに四軒済ませたかったが、午前中でヘタれ込んでしまった。

もう一軒はまた別の日に回すことにした。


ところで昨年三月に紹介状持参の大きな病院で「血栓塞栓性肺高血圧症」(三つめの難病)が見つかってから、

主治医から体を使わない静かな生活を送るように指導を受け、昼間一人で続けている。

他人様からは「うらやましい!」などと揶揄もされるがこれもなかなかつらいものである。

やはり人間には自分が生きている証しが必要である。

それは生物学的に生きている命と言うよりは何か生き生きと活きる、あるいは

必要とされていると言う感覚である。


そこで肉体の限界と心との折り合いをつける必要が生じてくる。

それは実際には人に必要とされるようなレベルではないが、軽い散歩であったり

気分転換のコスモス鑑賞であったりする。


そしてその残されたかすかな筋肉や体力を少しでも維持するために先生の指示を破って

時々努力もしています!と言うつもりで初めてお話しした。


日頃、無表情で無口で穏やかで静かな先生の顔色が変わった。

「それはいけません。止めてください。」との事だった。

そこで「一生テレビの前にじっと座っているのもつらいので、いつか回復した日のために、

筋肉と体力の・・・・・・」


「これ以上回復することはアリマセン。今の状態よりもよくなることはないのです。

だから静かに今の状態をいかに長く維持するかなのです!!」


穏やかで静かな先生だが質問にはハッキリズバっと答えられる。

これまでもそれらしき理解はしていたが今回はハッキリと自分の状態が認識も納得もできた。


かといって、このまま引き下がるつもりもない。

最終的に自分の人生の質(QOL―Quolity of Life)を決めるのは己しかいないのだ。

限界ギリギリまで心と体の折り合いをつける微妙な試行錯誤の境界線探しは続く。




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