「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

土灰-水簸から乾燥へ

2009年09月26日 | 釉薬


今年の3月に45ℓポリバケツで水簸(すいひ)精製作業を始めた土灰を
やっと今日、カミさんに手伝ってもらって、セメント舟に移し乾燥に入りました。
ほとんどサボッテ水交換する事もなく、ただ水に浸しただけの状態が長く続きました。
いつもの事ですが、乾燥直前にあわてて水交換を繰り返す始末。
本当は夏場に乾燥すると日差しも強く早く乾燥するのですが、
昨年が11月だったので、今年はまだ良しとしましょう(笑)

本当は上水に指をつけてヌルヌルがなくなるまで、アク抜きを続けた方がいいのですが
きりがないのでいつも適当に切り上げます(笑)
ヌルヌル状態はまだアルカリ分が残っているという事です。

この乾燥作業も最初の頃は布団のシーツを縫い合わせた大きな袋を使っていました。
水切れもよく早く乾燥するのですが、それを吊るして軒先にくびりつけるのは
重くて私には無理。
それでこのセメント舟方式に変えました。
このセメント舟に傾斜をつけて、上水を切り、流しながら少しずつ乾燥します。
ある程度乾燥したら、灰の塊ができます。

正月に餅付きで使ったもろぶたにスコップで移し塊を崩しながら完全乾燥していきます。

今回はまだポリバケツ一個、年内にあと2個控えています。
結構私にとってはしんどい作業なので、数回に分けてこなします。
でも時々、考えただけで嫌になります。
こんな事してる間にロクロの練習でもすれば
もっとまともな器が挽けるのにな~~~なんて考えながらやってます(爆)



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6 コメント

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Unknown (karwen16)
2009-09-26 16:39:31
モルタルを捏ねる 舟 はいい方法ですね。
上水を捨てるのにこれはいい!

搔き雑ぜもモルタル捏ねの鍬を使えば楽かな。

早速マネしてみましょう。

ありがとうございます。
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これが~ (維真尽(^^))
2009-09-26 22:34:18
本物ですよね 
買ってきて
チョロッと済ませてしまう
誠に~なんといって良いやら m(__)m
返信する
天然土灰 (jun431)
2009-09-27 11:07:33
この面倒な手間暇かかる作業。
ですが、これが釉のベースですもんね。
乾燥が終わるとまた新しい釉の構想がまとまるんじゃないですか!?
ボクは、すっかりまなけてて灰は確保しててもアク抜き作業をやってません・・。
やらないとなぁ~。
返信する
karwen16さんへ (ansyu)
2009-09-28 12:46:16
この方法結構いけるでしょう(笑)
もちろんモルタル用の鍬は掻き雑ぜにも便利ですね。
先が直線のスコップもいいですよ!
時々錆が鉄分補給もしてくれますしね(爆)

昨晩は急に雨が降り出し、あわてて屋根並板をかぶせました(爆)
返信する
維真尽さんへ (ansyu)
2009-09-28 12:51:03
窯出し後の予想がつかないところが面白いのでしょうね。
とか言いながら、泣いてばかりですが(爆)
時々、こんなしんどい思いして、泣いてばっかり、イヤになります。
それでも10回に一回位天使が微笑むんですよ~~~!!
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jun431さんへ (ansyu)
2009-09-28 12:58:22
本当に喜びも悲しみもドバイからって感じですね!
今回の土灰も友人たちの協力によるものです。
何一つ自分で出来ません。
供給してくれる友人や、その扱い方を教えてくださる
junさんのようなブログ友に感謝しながら
ボチボチ進んでいます。
返信する

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