私は湿台を使った事がない。
と言うよりも使う必要がないと言った方が正確。
(注)湿台とは両端を粘土でロクロに止めて、
上に作品をのせ高台(底の部分)を削り出す道具で、
決して頭にかぶるものではありません。
作る数が少ないし、それもテストピース代わりのぐい呑み・湯呑みやカップ。
大きくてせいぜい飯椀、鉢物。
口径でもせいぜい20㎝前後。
一度に同じものを繰り返し作ることはない。注文がないから。
いろんなものをその時の気分次第で作る。
小さなぐい呑みから飯椀まで多い時で週に一回7個。
うまくいかないと全部つぶして0個。
そんな私に湿台は必要ない。
土をくるりと一周巻いて削る。
湿台はほぼ同じ大きさの同じ形のものをたくさん削る時に使うもの。
あー、それなのにそれなのに先週作ってみました。
ロクロの練習を兼ねて作ってみました。
高さ15㎝・口径14㎝・厚さ1㎝。
筒型でこの大きさ(小さいのだが)を挽いたのは初めて。
誰かが3㎏の土で高さ30㎝挽き上げる練習を!!
と書かれたのを覚えているが
まだそんなレベルではない。
たった15㎝の高さでフラダンスのように腰を振る!
あたかも私を挑発するかのように。
小さなものしか作れない私にも
大物とまではいかずとも、中物位挑戦したいという欲が出てきたか?
私にとっては画期的(最近よく登場するね!)な事!!
口径30㎝は無理だとしても25㎝位の中鉢をロクロで挽いて、
横をポンッと叩いて歪ませ少し楕円の偏平鉢を作る。
これは粘土巻では削れない。だから湿台を作ってみた。
俺にだって小さな夢くらいあるんだぜ!!
いや、あったんだぜ!!
今は夏風邪以来どこかへ飛んで行ったけどさ~(爆)
またいつの日か舞い戻ってくるのを待つさ~。
そうするさ~~~。
(少しキャラを見失いつつ・・・)
やっぱり、タダ使わない湿台を作った、で終わるかもしれない話。
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