「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

初めての素焼き

2006年04月12日 | 作陶工程

何事でも初めては緊張するものである。しかし久々の緊張もいいものだ。
普段がダラダラな生活だから。

先週の土曜の夜10時から初めての素焼きを行った。
最高温度が780℃と先日の空焚き800℃よりも低かったが、今回は深夜電力時間帯のため
4400Wの電気温水器との兼ね合いが心配の種であった。

4400Wの温水器と3000Wの電気窯が同時に作動するのであるから、理論上は60Aではブレーカーが落ちるはずである。
(この理論も35年ほど前のいいかげんな勉強による理論であるからして、あてにならないが、
一応は理科系であったのだ・・・・・3年間を野郎だけのクラスで過ごしたら俺の青春は取り返しのつかないことになると、
せめて残り半年間を女性徒と過ごしたいと急きょ文科系に移動したもんだから、眼が血走って受験勉強どころではなかった。本当に取り返しのつかないことになってしまった。・・・ことまで思い出してしまった。)

素焼き自体は5時間の行程であるが、その後の徐令降温とやらには参った。
日曜日の午前3時には素焼き自体は終了しているはずなのだが、18時間経過後の午後4時に
メンバーが楽しみに様子を見に来てくれたが、炉内温度が145°。90℃まで下がらないとロックが効いて
扉は開かない。あきらめて帰ってしまった。

しかし21時間経過後に再び様子を見に来てくれた。
炉内温度が130℃。せっかく楽しみに見に来てくれたメンバーのためにもロックを強制解錠して
扉を開き、しばらく待って作品を窯だしした。何とかブレーカーも落ちることなくうまくいった。
90℃まで下がるのに一体何時間かかったのだろうか。(座薬でも入れたろか!!)


今日も作品紹介が遅くなってしまった。
下の3つの作品は同じ信楽の土と同じ釉薬によるものです。
酸化焼成が薄いグリーン、還元焼成がバイオレット、同じ釉薬でこんなに雰囲気が変わるんですね。









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コメント
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