yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

新島八重子の書

2012-08-01 05:23:13 | 文学
幕末から明治以後を生きた新島襄夫人・八重子の書が福島県立葵高等学校に3点あるそうです。 (下、写真)

万歳万歳、万々歳

美徳ヲ以ツテ飾ト為ス
      八十八歳 八重子

これは次のように訳されています。
   She is a person who does handsome
彼女の生き方はハンサムである

現・葵高等学校は、會津藩士の娘、海老名リンが創立しましたが、リンは八重子と親交があり、京都に住んでいた八重子との交流のなかで、これらの書が葵高等学校に渡ったと推測されます。

最後の和歌は、慶応四年九月、會津鶴ケ城の開城の前夜、三の丸の倉庫の白壁に簪をもって無念の思いを彫りこんだ一代の絶唱です。

   明日の夜は何国(いづこ)のたれかながむらん なれし大城(おしろ)に残すつきかげ





さて、以前、テレビドラマ「白虎隊」では、故・田中好子さんが八重子役を好演しましたが、
来年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」では綾瀬はるかさんが八重子役に決っています。

     会津会々報  118号
     早川喜代次 「写真で見る会津戦争」 新人物往来社





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