yoshのブログ

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警部 マクロード

2014-06-24 05:39:17 | 文化
「警部 マクロード」は、1970年代に制作され、アメリカNBCで放映されたテレビ・ドラマの題名です。「刑事、コロンボ」と共に日本でも人気がありました。「警部 マクロード」は全39話で、ブルーレイ・ディスク35枚分と量も多いです。ニュー・メキシコ州・タオスの保安官補のマクロードが、都会の捜査法を学ぶためにニューヨーク市警察に出向してきたという設定です。彼の上司がクリフォード部長、同僚がジョー警部です。日本におきかえると人口約3万人の島根県江津市の警部補が東京都警視庁に出向してきたようなものでしょう。ニュー・メキシコ州のタオスは私の汎用地図には見当たらない程の田舎のようです。
さて、警部マクロードは、カウボーイハットにシープ・スキンのジャケット、コヨーテやガラガラ蛇を相手にしていて、西部のカウボーイがタイムスリップしたような男です。(写真 下)演じるデニス・ウィーバー(1924―2006)、日本語吹き替えの声優が宍戸錠さん。マクロードの上司がクリフォード部長。演じるのがJ.D.キャノン(1922~2005)、声優は加藤武さん。マクロードのガール・フレンドがクリス・コフリン。コラムニストで市警本部長のいとこです。従って鬼部長もマクロードには一目置かざるを得ないという、なかなかうまい配役設定です。
 この映画はとにかく爽快です。マクロードが好きな理由は、すさまじい正義感と、とてつもないバイタリティ。悪人逮捕のためには、馬も、消防車も乗り合いバスもフォークリフトも使います。ニューヨークの市街を馬で疾走し、悪人との格闘や銃の撃ち合いになっても負けることはありません。現代のスーパーマンです。警官である以前に、一人の人間として行動します。職と命を賭して戦います。田舎者であることを恥じることもなく、人情と友情を忘れることがありません。ガール・フレンドが警察のトップとコネがある事を利用することもありません。この男には魅了されます。宍戸錠さん、加藤武さんの吹き替えも見事ですし、台詞も洒落ています。俳優のデニス・ウィーバー、J・Dキャノンは最近他界しましたが、女優のダイアナ・マルダーは、アンデスで健在ということです。また、声優を担当した宍戸錠さんも加藤武さんは今もご健在です。なお、マクロードの同僚で、人のいいジョー・ブロードハースト警部も名脇役として光っていました。



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