yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

シュレーディンガーの猫

2016-05-24 05:03:35 | 科学
著名な物理学者、シュレーディンガーが量子論の世界観を解説する話に登場する思考実験上の猫のことです。
ここに一匹の猫がおり、これを箱の中に入れます。箱の中には青酸ガスの発生器があります。他にも、放射性物質のラジウムとガイガーカウンターも入っています。アルファ崩壊が起きると、青酸ガスの発生器を稼働させるスイッチが付いています。一定時間後に蓋を開けるのですが、この時間内にアルファ崩壊が起きる確率は50%です。アルファ崩壊が起きるとガイガーカウンターが作動して青酸ガス発生器のスイッチが入り、青酸ガスが出て猫が死ぬことになります。蓋を開けた時に、猫が生きている確率は50%であり死んでいる確率も50%です。猫が箱に入っている状態は、生きている状態と死んでいる状態が1対1で重なり合っていると解釈されます。猫の生死というマクロには明確な事象が、量子論的には、確率とか、状態の重なりとかいうわかりにくい話です。上記については、観測の定義の問題とか用語の科学的定義の問題について学者(物理学、哲学)の間にも議論があるようです。
不肖は、残念ながら、物理学の深い意味については、十分には理解できません。
コメント
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