yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

違和感のある用語

2013-04-20 05:56:18 | 文学
テレビを見ていると、時々、違和感のある用語を聞きます。(違和感を懐くのは私だけかも知れませんが。)

歌謡番組などで歌手と歌を紹介する場面。
「石川さゆりさんで津軽海峡冬景色」と紹介する司会者がいます。何と安直な日本語でしょうか。「で」は、場所などの名詞につける助詞です。石川さゆりさんは歌手であって、場所ではないのです。上記の言い方は間違っているばかりではなく、石川さんに対して失礼ではないでしょうか。正しい言い方は、「綾小路きみまろ」さんに聞くのが一番いいようです。多分、次のように言うのではないでしょうか。
「次は、石川さゆりさんが心をこめて歌います。津軽海峡冬景色をどうぞ」

さて、「録画映像」のことを、よくVTRと言う人がいます。VTRはVideo Tape Recorderの事ですが、今時、ビデオ・テープが広く使われているとは思えません。今はデジタルの時代ですから、CDやDVDなどのデジタルメモリーを使うのが一般的でしょう。テープを連想する「VTR」を使うのはおかしいと思います。少し長いですが「録画映像」、または「録画」と言うべきではないでしょうか。
いやしくもマスメディアに出演するのは、公の場所に出るということです。正しい言葉を使う勉強と気配りをもっと心掛けて欲しいものです。

それから、「くびちょう(首長)」という日本語はありません。「しゅちょう」ならば良いのですが。また、民間会社から検査にきた人を「検査官」と呼ぶのは間違い。「官」は公務員に限ります。裁判官、検察官、審査官などと国家公務員によく使います。「代議士」は衆議院議員だけを指す名詞です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする