yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

高適 除夜の作 

2011-12-29 05:47:05 | 文学
歳末になると決まって思い出す高適(こうせき)の漢詩「除夜の作」です。
高適は盛唐の詩人で杜甫と親交がありましたが、晩年は不遇でした。

  除夜の作

 旅館寒灯獨不眠
 客心何事轉凄然
 故郷今夜思千里
 霜鬢明朝又一年

 旅館の寒灯獨り眠らず
客心何事ぞ轉(うた)た凄然
 故郷今夜千里を思ふ
霜鬢明朝又一年

結句、「霜鬢明朝又一年」は、白髪に又一年がむなしく加わる、という意味ですが
しみじみとしたものを感じます。






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