yoshのブログ

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慶應義塾塾歌

2010-03-13 07:21:14 | 文化
校歌には連帯感と団結を強め、気持ちを高揚させる良い歌が多いですが、とりわけ慶応義塾の塾歌は格調が高く旋律もすばらしいと思います。ご承知の通り慶応義塾は福沢諭吉が1858年に築地の鉄砲州にあった、中津藩の中屋敷内に開いた「蘭学塾」を起源としています。1868年(慶応4年)に芝の新銭座に移転し、「慶応義塾」と改称して今日に至っており、2008年には150周年を迎えました。神宮球場にもよく鳴り響いたその塾歌を以下に紹介します。

一、 見よ
風に鳴る わが旗を 新潮(にいじお)寄するあかつきの
嵐の中に はためきて 文化の護りたからかに
貫き樹(た)てし 誇りあり
樹てんかな この旗を
強く雄々しく樹てんかな
ああ わが義塾
慶応 慶応 慶応

二、 往け
限りなきこの道を 究めていよよ 遠くとも
わが手に執れる 炬火(かがりび)は 叡智の光 あきらかに
ゆくて正しく照らすなり
往かんかな この道を
遠く遙けく 往かんかな
ああ わが義塾
慶応 慶応 慶応

三、  起て
 日はめぐる丘の上
春秋(はるあき)ふかめ 揺ぎなき 学びの城を 承け嗣ぎて
執る筆かざす わが額(ぬか)の 徴章(しるし)の誉 世に布かん
生きんかな この丘に 
高く新たに 生きんかな
ああ わが義塾
慶応 慶応 慶応

旧い塾歌を改めて、上記の塾歌が昭和15年11月に富田正文作詞、信時清作曲で作られました。慶応義塾の学歌ともいうべき歌であり、厳粛に扱われています。応援の際には、直立不動で歌うことと決められており、また決して飲み会で歌ってはいけない歌だそうです。今でも学生と卒業生に愛されていて、事あるごとに歌われています。
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