ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

ブリュ-ルのアウグストゥスブルグ宮殿

2005年04月02日 | ドイツあれこれ



ボン郊外のブリュ-ルという小さな街には1984年にユネスコの世界文化遺産に指定されたアウグストゥスブルグ宮殿というお城があります。私の住んでいる市からわずか60kmくらいしか離れていず、1時間足らずで来れるというのにこれまで見学に来たこともなかったのですが、知人の葬儀がこのお城の真横にある教会で行われたので外側からちょっと眺めてみました。
このお城はクレメンス・アウグスト・フォン・ヴィッテルスバッハというケルンの大司教が1725年に自分の別荘として建てさせたもので、ロココ様式のお城です。

ヴェルサイユに倣ってここの庭もフランス式庭園が広がってますが、本日は残念ながら、庭の散歩もお城の内部の見学の時間もなかったので近々ゆっくり見学に来たいものです。


アウグストゥスブルグ宮殿の英語での説明です。

天に召された牧師様

2005年04月02日 | 日記
1998年の「山の会」の合宿で一緒に東チロルの山歩きをしたことのある元ケルン・ボン・ブリュッセル・ライデンなどの牧師だった方がキリストの復活の日、イースターマンデーに半年近い闘病の末76歳で亡くなられ、本日4月1日、葬儀・告別式が執り行われました。私は「シニア会」のメンバーの方と一緒に参列しましたが、「山の会」の旧知のメンバーにも久しぶりに再会したり、ドイツで初めての葬儀を体験したりなかなか意義のある一日でした。
本日は写真からわかるように、朝から雲ひとつない青空でした。葬儀のあった教会は牧師様のお住まいだったボン郊外のブリュ-ル(Brühl)のお城の隣にある教会でした。ただ今ドイツでは桜、レンギョウ、木蓮、水仙などが一斉に満開で、教会の庭にも大きな桜の木が青空に映えてとってもきれいでお見送りするには絶好の日でした。

教会自体はプロテスタントの質素な作りでしたが、パイプオルガンの曲に我々の歌う賛美歌、教区の合唱団の賛美歌、牧師2人のお話などがあり、最後に皆で主の祈りを唱えましたが、子供のころ家の近くのルーテル教会に日曜毎に通ったおかげで「主の祈り」は今でもしっかり覚えておりました。
式のあと近くのレストランで簡単なランチが振舞われ、おしゃべりに花が咲き、地元に戻ってきたらすでに夕方になっており、会社に到着したのは5時でそれから少しばかり仕事して本日はおしまい。ちょうど上司が出張で日本に行ってたので朝から抜け出すことができてラッキーでした。

「シニア会」の70歳代の男性たちは今度は自分の番だ・・と内心ヒヤヒヤしているというか、少々気落ちしているのがわかるのでせいぜいバカ言って笑わせて元気づけてやろうと思ってます。
意外!なことに、若い男が大好きな私なのに、最近こういったかなり上の世代の人たちと話すのが楽しいんですね。何ででしょう?