ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

春だ!と思ったのは甘かった・・

2006年03月20日 | 日記
地獄に堕ちた勇者ども

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今年最初の山歩きの会。昨日と同じ青空かと思えばかなり深い霧の朝。これが中々晴れずに寒い中を歩き始める。山歩きと言っても山のない所に住んでいるので本日はルール地方はエッセン郊外の湖の周りと近くの森の中を歩く。ランチは湖の脇にある観客席にて。この湖ではボート競技などが行なわれるようで、本日も子供たちがこの寒い中1人乗りヨットの練習をしていた。

ランチの後は湖の近くにある鉄鋼財閥クルップ(Krupp)家の邸宅Villa Hügel(ヴィラ・ヒューゲル)の敷地の散歩をし邸宅の中を見学する。

この邸宅がとにかく広大なんだわ。門をはいっって番人の家のそばを過ぎるとず~と広い庭園というか森というか・・・これを財閥一家が所有していたのですね。番人小屋といっても日本の一流企業の社長宅より豪華といえるかも・・。


Villa Huegelの庭に咲いていた鈴蘭


因みにこのクルップ財閥はルキノ・ヴィスコンティ監督の映画ドイツ3部作のひとつ「地獄に堕ちた勇者ども」のモデルになったと聞いたことがあるけれど、実際のクルップ財閥でこの映画のようにナチス第3帝国の時代に親族の愛憎劇があったあのだろうか・・。邸宅の中を見学しつつ、あの映画のシーンを思い出していた。何てたってヘルムート・バーガーにダーク・ボガードというヴィスコンティの映画にはお決まりの美男が出ていたのだよね。今から36年か37年か前の話ですけど。

現在のクルップは、もうひとつの鉄鋼会社テュッセン(Tyssen)と数年前に合併しているし、クルップ財閥の親族でこの鉄鋼会社経営を継いだ人はいないらしい。この邸宅も今では会社所有となっているとか。

見学の後はいつものようにレストランでビールなどを飲み本日の山歩きも終わりとなった。帰りの電車に乗るころになって霧も晴れ太陽が出てきて暖かくなってきたのだけど、それでも例年に比べるとまだまだ寒い。来週の日曜日からサマータイムなのに・・。


11. week, 2006

月  上司の送別会その1
火  スーパーで買い物
水  バレエ
木  フランス語
金  上司の送別会その2
土  40分ウォーキング、ゴルフレッスン7回目、ダンスの練習
日  山歩き(たった10km)、ダンスの練習

・・というわけで、今週は結構忙しかったなぁ・・。