ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

バレエ Der Holzgeschnitzte Prinz/Erda

2005年04月30日 | バレエ・オペラ・演劇
本日は曇り、時々雨という天気でしたが、明日は23度、明後日の日曜日は28度まで気温が上昇していい天気になるとか・・。

今晩久々にバレエを観に行ってきました。当地ラインオペラのバレエ監督 Youri Vàmos の振り付けによる2作品「木彫りの王子」と「Erda]。私はこの人の振り付けはあまり好みではないのだが、2作品の中では 後半にやった「Erda」のほうが良かったかな。観客もブラボー連発でしたね。
前半の作品「木彫りの王子」のほうには男女ともに日本人ダンサーが数人出演していたが、如何せんこちらのダンサーに比べてとにかく小柄な上にプロポーションが悪くって華がないのだ。 男女とも足と手があと10cmずつ長ければどんなに見栄えがすることか・・・残念!と思ってしまう。男も胸板薄くって貧弱に見えるんだわ。やはり日本人の体型は西洋の踊りには向いてないってことか・・。

観客は10歳台、20歳台の若者と60歳以上の世代が多いようで平均すると50歳代ってところかな・・。ほとんど女性客だけの日本と違って本日の観客も男女半々ってところです。私は両脇を爺さんに挟まれて座っていましたが、爺さんたちもモダンバレエにしっかり見入ってブラボーの掛け声を掛けていました。日本もこうなってほしいよな~。バレエを見に行く爺さん、おしゃれだとおもうけどなあ~。ま、バレエでなくってもいいですけど。

JR宝塚線列車脱線事故について思う

2005年04月30日 | ニュース・トピック
この事故で一番驚いたのは運転士がまだわずか11ヶ月の経験しかないという23歳の若者だったということだ。このような未熟な若者に過密スケジュールの列車の運転を任せていたという会社のオペレーションに驚いたが、考えてみればバブルがはじけてからの日本企業は一斉に中高年の社内での冷遇やリストラに精出しているし、これから迎えようとしている団塊世代の定年退職というのもあり、中高年の熟年労働者が減少し未熟な若者しか残らなくなっているんじゃないだろうか・・。ってことはこういう事故はまた様々な労働現場で繰り返されるということが大いにあり得るということだ。
しかも、企業間の利益確保の競争は激化する一方だから経営者側は数十秒の遅れも処罰の対象として未熟な若者をますますストレスに晒す。本日のネット記事を読んでさらに驚いた。運転ミスをした運転士に課される日勤教育というものが運転技術の向上のためのトレーニングなどではなく、リポート、草むしり、窓拭きなど現場の仕事と全く関係ないものだったらしい。これって完全なる集団リンチじゃないの。何でこんな非生産的で暴力的なことを企業が強いるのか・・わけがわからない。この事故は結局のところJR西日本の経営ミスから引き起こされたと言えるのではないの? 事故を直接起こした23歳の運転士も確実に被害者の1人と言える。