なんか一気に寒くなりましたね~。
なかなか秋が来ないね~なんて、ぼやいていたら、
一気に駆け抜けて行ってしまった感があります。
暑さにも弱いけど、寒さもかなり苦手~な私にとって、
夜の冷え込みは、ツイに来ちゃったよ~って感じ。。。
今もこのブログ書きながら、背中がゾクゾクしてます。
今夜はお布団に毛布も敷かなきゃ、眠っている間に冷えちゃいそうね。。。
ところで、先日、久々に東京に行く機会があったので、
例のごとく時間を見繕って美術館にも足を伸ばしました。
今回はね、国立新美術館で開催中のフェルメール展を観てきたの。
フェルメール展と銘打っているけど、フェルメールの作品はたった一点のみ…
この展覧会のメインディッシュとも言える『牛乳を注ぐ女』がそうなんだけど、
フェルメールは短い生涯の中で30点ばかりの作品を残していて、
『青いターバンの女』と並ぶ、彼の代表作とも言える作品なの。
私はどちらかというと印象派(モネ、ルノワール、シスレー)の風景画が好きなので、
今回のこの私好みとは言い難いオランダ風俗画には、あまり期待はしていなかったの。。。
ただ、『牛乳を注ぐ女』はぜひ観ておきたいなって…
前回のダヴィンチの『受胎告知』を鑑賞したときの動機と同じで、
せっかく日本に「本物」が来ているのだから、この機会を逃したくないなって…
特にそのウルトラマリンと呼ばれるブルーを生で観たい!…それだけだった気がする。
会場の真ん中に位置するその作品にたどり着くまでには、
何十点かの作品を観たけど、ふぅ~ん…って感じでサラッと通り過ぎた…ナハハッ
中には何気ない日常の生活感いっぱいの一コマを切り取った楽しい絵や、
風刺しているようなおもしろい作品もあったことはあったけどね。。。
お目当ての絵画の一つ手前で、その絵画をいろいろな角度から分析した解説を観て聴いて、
へぇ~そうなんだ~って興味が高まったところで、やっと作品にお目通りさせて頂いたの。
もう感動!!!
やはり本物を観ないとわからない、絵画から感じられるパワーがすごい!
静謐な風俗画を描くフェルメールだけど、静謐の中にも「流れている時間」っていうのかな、
そんな絵画に込めたパワーが、静かにジンと胸の奥に伝わってきて、観に来てよかった~って。。。
特にあのウルトラマリンブルーには、ため息がでるくらい綺麗でうっとりさせられた。。。
なぜ私がこんなにこの青に魅せられたか、解説を聴いてようやく納得したの。
このブルーの正体は実はラピスラズリだったのよ…
ラピスラズリを砕いて粉末にし、ヒマシ油で練った顔料だったの…
有名な贋作士もこのブルーだけは真似できなかったらしいんだけど、
それもそのはず、この当時、金にも匹敵するくらい高価なもので、
それをふんだんに惜しみなく使っているから、
ちょっとやそっとでは真似のできるものではなかったみたい。。。
あの鮮やかなブルーが、私の大好きな石の一つ、ラピスラズリだったなんて…
(携帯にラピスラズリとムーンストーンのストラップをつけているくらい好きなの…)
こんなところで使われていたなんてね…魅せられたはずだわね。。。
ちなみにラピスラズリって、「群青の空の色の石」って意味
(群青というよりは瑠璃色って感じだけどな…)で、
ウルトラマリンブルーって「海を越えてきた青」って意味らしい。。。
海の青も空の青も大好きな私だから、この絵の青に
こんなに惹きつけられて目が釘付けになっちゃったんでしょうね。
他にも、この絵の構図の矛盾点や、考察を練った跡なども解説してくれていて、
何も知らなかった私は、一つも二つも賢くなった気分。。。
一つ一つの作品に時間をかけて丁寧に描いていったフェルメールを
より以上に深く知るきっかけを作ってくれた『牛乳を注ぐ女』。
私は忘れないでしょうね。。。
皆さんも行く機会があれば、ぜひ観てきてね。
今回を逃すと日本に来ることは多分もう無いらしいので…
by.オーナー
なかなか秋が来ないね~なんて、ぼやいていたら、
一気に駆け抜けて行ってしまった感があります。
暑さにも弱いけど、寒さもかなり苦手~な私にとって、
夜の冷え込みは、ツイに来ちゃったよ~って感じ。。。
今もこのブログ書きながら、背中がゾクゾクしてます。
今夜はお布団に毛布も敷かなきゃ、眠っている間に冷えちゃいそうね。。。
ところで、先日、久々に東京に行く機会があったので、
例のごとく時間を見繕って美術館にも足を伸ばしました。
今回はね、国立新美術館で開催中のフェルメール展を観てきたの。
フェルメール展と銘打っているけど、フェルメールの作品はたった一点のみ…
この展覧会のメインディッシュとも言える『牛乳を注ぐ女』がそうなんだけど、
フェルメールは短い生涯の中で30点ばかりの作品を残していて、
『青いターバンの女』と並ぶ、彼の代表作とも言える作品なの。
私はどちらかというと印象派(モネ、ルノワール、シスレー)の風景画が好きなので、
今回のこの私好みとは言い難いオランダ風俗画には、あまり期待はしていなかったの。。。
ただ、『牛乳を注ぐ女』はぜひ観ておきたいなって…
前回のダヴィンチの『受胎告知』を鑑賞したときの動機と同じで、
せっかく日本に「本物」が来ているのだから、この機会を逃したくないなって…
特にそのウルトラマリンと呼ばれるブルーを生で観たい!…それだけだった気がする。
会場の真ん中に位置するその作品にたどり着くまでには、
何十点かの作品を観たけど、ふぅ~ん…って感じでサラッと通り過ぎた…ナハハッ
中には何気ない日常の生活感いっぱいの一コマを切り取った楽しい絵や、
風刺しているようなおもしろい作品もあったことはあったけどね。。。
お目当ての絵画の一つ手前で、その絵画をいろいろな角度から分析した解説を観て聴いて、
へぇ~そうなんだ~って興味が高まったところで、やっと作品にお目通りさせて頂いたの。
もう感動!!!
やはり本物を観ないとわからない、絵画から感じられるパワーがすごい!
静謐な風俗画を描くフェルメールだけど、静謐の中にも「流れている時間」っていうのかな、
そんな絵画に込めたパワーが、静かにジンと胸の奥に伝わってきて、観に来てよかった~って。。。
特にあのウルトラマリンブルーには、ため息がでるくらい綺麗でうっとりさせられた。。。
なぜ私がこんなにこの青に魅せられたか、解説を聴いてようやく納得したの。
このブルーの正体は実はラピスラズリだったのよ…
ラピスラズリを砕いて粉末にし、ヒマシ油で練った顔料だったの…
有名な贋作士もこのブルーだけは真似できなかったらしいんだけど、
それもそのはず、この当時、金にも匹敵するくらい高価なもので、
それをふんだんに惜しみなく使っているから、
ちょっとやそっとでは真似のできるものではなかったみたい。。。
あの鮮やかなブルーが、私の大好きな石の一つ、ラピスラズリだったなんて…
(携帯にラピスラズリとムーンストーンのストラップをつけているくらい好きなの…)
こんなところで使われていたなんてね…魅せられたはずだわね。。。
ちなみにラピスラズリって、「群青の空の色の石」って意味
(群青というよりは瑠璃色って感じだけどな…)で、
ウルトラマリンブルーって「海を越えてきた青」って意味らしい。。。
海の青も空の青も大好きな私だから、この絵の青に
こんなに惹きつけられて目が釘付けになっちゃったんでしょうね。
他にも、この絵の構図の矛盾点や、考察を練った跡なども解説してくれていて、
何も知らなかった私は、一つも二つも賢くなった気分。。。
一つ一つの作品に時間をかけて丁寧に描いていったフェルメールを
より以上に深く知るきっかけを作ってくれた『牛乳を注ぐ女』。
私は忘れないでしょうね。。。
皆さんも行く機会があれば、ぜひ観てきてね。
今回を逃すと日本に来ることは多分もう無いらしいので…
by.オーナー