'夜スグリ'

  …悪魔の果実は夜の色――

口を開いて仰せる事にや

2011-06-14 07:33:00 | 日記
ハムレット「存(ナガラ)ふるか…存(ナガラ)へぬか…それが疑問ぢゃ。」

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やだそんなハムレット。
毎度毎度比較文学が楽しすぎる。授業自体はそんなでもないのに。
授業ごとに一人ずつ比較文学家を取り上げて学習するんですが、
まあ比較文学家ってのは道楽者か我が儘息子と相場が決まっているらしく。
御家がお医者で医学校にまで行った挙句に文学志して家飛び出したり、
哲学家に挫折し小説家を諦めそれでも文学捨てられなくて比較文学に傾倒したり、
地元飛び出して東京で勉強して合わなくて帰郷、アメリカに留学して合わなくて帰国、イギリスに留学して合わなくて英国内で大学を移ったけどやっぱり合わなくて結局独学で勉強、大英博物館に通いつめたはいいがマナーのなってない客を殴ったとかで帰国、晩年は地元から出ることはなかった…
エトセトラ、エトセトラ。

いちいち半生が無茶苦茶にもほどがあるぞ、我が先達方。
リアクションペーパーに「こいつ随分な道楽息子だなあと思いました」なんて、
口が裂けても書くわけにゃ(あれ、おかしい)いかない俺の身にもなってよ我が先達方。
最近急にそんな授業の何が楽しいのかと言われるのですが、何を仰るか。
その楽しいことといったらまるで学校に遊びに行っているかのようですよ。

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少しずつ、声、という方向に手を伸ばしています。
やっぱり舞台には立てないのは寂しいようで、似た場所探して迷走中。
昔アリスに全否定された低音が本当に出ないのかと思って練習してます。
アリスは歌うひとだから、話がそのまま通用するかもまず怪しいんだけどさ。
目下の目標、どっかで採用貰ったらジャンク屋ででもマイクを買ってくる。
しかし低音が出ない…