'夜スグリ'

  …悪魔の果実は夜の色――

意志を持って臨んだと云う事、

2011-04-07 08:58:05 | 日記
これは一昨日の桜。

昨日の23:30頃から、数時間と開けずに投稿しています。
まあ、タイミングの妙ってやつだ。仕方ない。
というわけで入学式でした。
中止、延期の大学も多々あるなか、敢えて当初の予定通りに。

***

是非誤解のないよう声を大にして言いたいことがあります。
それは、安易な判断じゃないってこと。
それは、怠惰の結果じゃないってこと。
恐らく多くの新入生にとって大学の入学式というのは一生に一度です。
震災があったから、大変だからといって易々と中止にしてよいものではない。
人生における節目となるべきその機会を安易な判断によって奪うべきではない。
被災をし、参加のできない新入生にもちゃんとフォローをするから、だから。
当初の日程通り、入学式及びガイダンスを決行する。

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というような内容のことを話されて、なるほどそうかと感動を致しました。
覚悟決めてるわけですよ。腹括ってるわけですよ。
リスクも重々承知の上で、「メリットの方が大きい」って言ってのけたってわけ。
カッコイイなあ。そう思いません?
敢えて当初の予定通りに入学式を決行したのは、ほんとうに「敢えて」だってこと。
だからね、「大変だね」「迷惑でしょう」なんてのは部外者の要らない茶々なんですよ。
だって腹括ってんだもん。だとしたら俺はそれについてゆく。

住めば都とは言ったものですが、こんな華やかで住みよい都があったんですね。

***

今朝のニュースで小6の男の子が「祖父ちゃんが見つからなくて父ちゃんが泣いた、母ちゃんも姉ちゃんも泣いた。でも俺は泣かなかった、ほんとは泣きたかったけど、俺だけは泣かなかった」って話をしていて、ちょっと涙ぐんでしまったのは誰にも言えない秘密。
いつだったかのニュースで同じくらいのやっぱり男の子が「おじさん、おばさん、無事ですか。俺は無事です。父さんも母さんも無事です。家は流されました、流されたけど…家は俺が建てます。元気でいてください」なんて言ってたのも強いなって思った。
「家は俺が建てます」なんて、お宅ら、当たり前みたいに言えるかい?
強いなあ。強い大人になるんだろうなあ。うらやましいなんて間違っても言えないけど。
大丈夫、って気持ちになれるよね。大丈夫。大丈夫。
きっとすぐにまたみんなが元気になれるよ。

俺も腹括る。