'夜スグリ'

  …悪魔の果実は夜の色――

マックにいる

2010-07-05 16:18:02 | 日記
なぜか三者面談期間からとっぱずれたこの時期に三面。
授業終わったけどまだ一時間弱あるから中抜け&マック!
憧れのマックシェイクヨーグルト味をいただいております。
隣でJKが実にJKらしい会話をしているので勉強。演技や小説に整合性を持たせる意味で勉強。
自身そうなるつもりは全くない紫遠です。

・買い物行った誰其に「何でそんなん買うの?」って言われたけどあいつのセンスがありえねー。
・mixiに新しい機能が付いたんだけど使い方がわからない。
・あそこのコンビニの店員マジない。早く帰れみたいなこと言われたうざい。
・ていうかあの店員こないだフツーに外でタバコ吸ってたよ?
・マジ?駅前超怖いじゃん。

mixiほんと女子高生に人気だなー。
世界史のT先生がmixiやってる受験生は絶対受からないって言ってたけど。
いそうね、mixiやってる受験生。
ところでT先生が素敵すぎるんですがどうしたらいいんですか。
6限目、テスト範囲終わった先生が取り出したのは、なぜか「卓上製本機」。

Tばり「いいなあ。卓上製本機ほしいよねー」

俺はいらん。
君の部活のお友達らがどうかは知らんが俺はいらん。
基盤の違う人間に同意を求めるな。
でもって二本くらいのコードを繋いでゆくT先生。

女生徒A「え、あれテレビに繋ぐの?」

テレビに繋いで作動する電子機器ってどんな?
周囲から総ツッコミである。
残念ながら先生はテレビのすぐ下にあったコンセントにプラグを装着。
デパートの実演販売よろしく朗々と手順を説明しはじめるT先生。

T先生「これで、本を作ることができます。この専用のカバーはホットメルトと云う接着剤で」

デパートの実演販売よろしく説明しながら目の前でてきぱき作業を進めてゆくT先生。

T先生「だいたい一冊につき45秒くらいかかるんですけどね、溶かしたら乾かし、違う、冷まします」

うん、乾く要素はないと見た。
しかし冷ます過程でページのずれが気になりだし、再びヒーターに掛ける先生。
几帳面なひとがおる。

T先生「まあ何度溶かしてもいいんですけど」

なんやかやで5分ほど卓上製本機と格闘したのち、一冊が完成。
世界史の地図ばかりを集めたお手製の問題集でございます。何ということでしょう。
ただし、世界史上級Aクラス選択者は総勢36名。
このペースではとてもじゃないが間に合いません。
どうするのかな、と思ったら。

T先生「今日はすでに36名分を用意してありますから大丈夫です」

なんという三分クッキング。
「本日はこちらの既に発酵させたものを使用いたします」。
乾かし、もとい、冷ましているいましがたの本を放置で製本されたものを配り歩く先生。
実演販売で三分クッキングって、先生、転職すべきでは?
手渡される問題集に一部女子から歓声が。なぜ盛り上がったし。
ちなみに表紙の写真は先生自らがチュニジアに旅行されて撮った写真、
「上」って書いてあるから「下」もあるのかと思ったらまだ作成中だそうです。
夏休みを利用して作られるそうです。手作業甚だしいな。

かように世界史のT先生は、親切かつ丁寧かつ人格者であります。
がんばろう、って気になれる。がんばろう。