陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

氷上のオールスター、夢のステージ(前)

2009-12-29 | フィギュアスケート・スポーツ
残り二枚のバンクーバー行きチケットをめぐっての熾烈な争奪戦がおこなわれた、全日本フィギュア選手権2009。そのフィナーレを飾る豪華な夢のステージ、メダリスト・オン・アイスが二十八日開かれました。
毎回、ショートプログラム、フリーに続きおこなわれるエキシビジョンですが、今年最後のエンターテインメントプログラム。とくに浅田選手はグランプリシーリズ前半ですがたを消しただけに、久しぶりの感が湧きます。

女子フィギュアスケート界のニューヒロイン、村上佳菜子選手。
昨夜のフリーでは先輩方に引けのとらない演技で、堂々の五位。憧れの浅田選手と対面して感激のハグを受けた場面が微笑ましかったですが、舞台では大人顔負けの魅力。
女性のセクシーボイスではじまる映画「ヘアスプレー」で、愛嬌をふりまきます。なんとなく、彼女、キム・ヨナ選手と雰囲気が似てるような。
ハイスキルの選手が多くなるとオリンピックの出場枠が増えるので、もうひと枠獲得のために、十五歳の村上選手にはおおきな期待がかかっています。

男子シングルジュニアチャンピオンの羽生結弦(ゆづる)選手。
選曲は、ファンの間に高い人気を誇る「change」
三味線の音にあわせて、伸び盛りの十五歳がフレッシュな演技で観客を魅了します。フィギュアスケートの曲目で、和風の音楽はめずらしいですね。

ブルージーンズに黒シャツのカジュアルファッションで登場したのは、町田樹(たつき)選手。
前評判は高かったものの、なかなか実力が発揮できずにいた男子シングル眠れる才能。
果敢にジャンプに挑むファイトも見せ、リンクを大きくつかっての迫真の演技で、応えました。

二大会連続で五輪出場に届かなかった、美貌のスピンが十八番の中野友加里選手。
昨日の惜敗をふっきれたのか、アクアマリンの衣裳にティアラと、派手ないでたちで登場。
ミサ曲のように荘厳なサラ・ブライトマンの「ハーレム」に乗って、めいっぱいの滑りをみせます。カメラが俯瞰で捉える、高速のドーナツスピンは、やはり美しい。ダイヤのリングが回っているようであります。
今回のオリンピック挑戦の結果に関わらず引退を表明、フジテレビへの入社を予定しているとのことですが、惜しいですね。とはいえ、来年三月イタリア・トリノで開催される世界選手権での活躍の舞台はまだ残しています。

アイスダンスで五輪出場をきめたハーフのリード姉弟ペア。
悪魔を思わせる黒い衣裳の、キャシー・リード選手は、「Hip Hop」に乗じてファンシーなダンスで舞台に華を添えます。そこに割ってはいったのが、クラシック曲を背に登場した白の王子様クリス・リード選手。曲調のことなるふたつの音楽を融合させてふたりが踊りきるアイデア、なかなか興をそそるものがありますね。

次回は表彰台にのぼった男女シングルのスケーターをリポートします。

ところで、一時期、五輪代表が危ぶまれた浅田真央選手について、韓国のキム・ヨナ選手がかならず五輪で帰ってくると予言していたそうで。新聞の報道では、真央ちゃんもGPの後半、ハイスコアを出した重圧からか失敗したヨナ選手を見かけてふっきれた経緯もあったと明かしていました。なんとなく、日ごろはしのぎを削っているふたりですが、影ながら支えあいになっているエピソードでありますね。


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
goo blogユーザーが出品しています
他の出品作品をマルシェルで見る
« 映画「ウエスト・サイド物語」 | TOP | 氷上のオールスター、夢のス... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | フィギュアスケート・スポーツ