陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「白馬の伝説」

2020-09-30 | 映画──社会派・青春・恋愛

動物の出てくる映画っていいですね、気持ちが優しくなれます。
私はペットを買えないというか、世話好きじゃやないので、映像で我慢しています。
ちなみに、馬にはセラピー効果があると聞いたことがあります。乗馬したことはないですが。

さいとうちほ先生の漫画『バルジスの娘』は、名馬に魅せられた絵描きの少女とその悲恋の相手、さらにその子孫をめぐる因縁の物語なのですが。やはり、馬はかなりひとを観察しているのかもしれませんね。うちの空き家の古い納屋も厩舎だったので、馬がいたらどんなだろうかと昔に想い馳せたくなりました。

1989年の映画「白馬の伝説」(原題:INTO THE WEST)は、少年ふたりと一頭の美しい白馬との出会いと別れを描いたヒューマン・ドラマ。
幻想的なシーンがあり児童文学めいています。が、動物映画ならではの筋書きの甘さは否めないですね。冒険活劇でもあるけど、ハリウッド的な大仕掛けのアクションを期待していると裏切られてしまう。
ただ、アイルランドジプシーという存在を知らしめた希有な作品でもあります。

アイルランド、ダブリンの難民居住区に父のライリーと暮らす幼い兄弟、ティトーとオッシー。
かつてはいい旅職人だった父も、母を失ってからは、飲んだくれの日々。
ある日、海岸で美しい白馬に出会ったふたりは、母の生れ変わりのように信じて、「ティアナノク」と命名。家でお世話することに。
だが、強欲な警部補たちが馬を売り飛ばしてしまう。


このティアナノクを奪い返した少年たちは、西へ西へと逃避行。父親と友人たち、そしていじわるな警部補たちに追跡されます。
その旅で父のライリーはかつての逞しさを取り戻し、子供たちは母に守られたかのように不思議な力で追ってを交わす。
父権の復活と家族の再生を促した物語なんですね。

ノスタルジックな音楽。
アイルランドの自然風景、なにより毛並みの素晴らしい馬を眺めるのがお好きな方にはおすすめ。

(2009年8月31日視聴)

白馬の伝説(1993) - goo 映画

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