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陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

3月はハッサクの剪定を

2025-03-30 | 家庭菜園・庭仕事・田舎通い

春先は翠がうずきだす季節。
桜が咲きだしたら、野菜づくり作業も大忙し。コマツナが花開いてしまって収穫に追われています。冬眠していたホウレンソウ若葉も動き出した模様。

3月にやらねばならぬ作業のひとつが、ハッサクの剪定。
庭木の剪定には適期があって、柑橘類のベストシーズンはこれから樹勢が高まる春なのです。

近くの果樹園農家さんが梨園で1月のまっただなか、剪定作業にいそしまれていたので、同居人にあのハッサク早く切れば? とせっつかれていたのですが。調べたところ3月だったので、ギリギリ間に合いました。遅れたら花が開いちゃいますものね。

で、トップ画像が剪定後なのですが。
あまり樹形がととのっていない(お椀型にするとか、三角形にするとか)ように見えるのは、やはり果樹できょくたんに切り落とすと収量が落ちそう…という算段が働いてしまうから。柑橘類はデリケートなので、バッサバッサ切り落とす強剪定はご法度なのですが、二年越しだったので、かなり奔放に伸びた枝があり、思い切って処分した部分もあります。

切った枝は通常、塀際に寄せておくのですが。
この前庭には以前、生ごみを埋めて土の状態を改良したので。刈った雑草や枝などを根もとへ集めて、草マルチ。施肥をしなくてすみます。

この樹はコマツナをまねて卵酢スプレーを葉っぱにかけてみたらば。
葉だけが巨大化してねじれたり奇形になったので、やめておくことに。酢やカルシウムをやるのは、樹に悪影響だったのかも。



この庭には、向かって右端のハッサクのほかに、追加した温州ミカン(中)、ポンカン…だったはず(左端)と柑橘類があと二種あります。
柑橘類は受粉するために二本必要な品種もあるのですが。中央の温州ミカンはお隣のハッサクと交雑してしまったのか、昨年一個か二個実ったけれど、皮が硬くて味が酸っぱめでした。

奥の三本目はまだ収穫がないものの。
二本ともまとめてゆる~く剪定。けっこう虫食いされていた葉があったり。ただ若木なので切りすぎるとよくなかったのかも(心配)

樹木の剪定時期はざっくりわけると

・落葉樹:落葉期は休眠状態で冬がベスト、成長が旺盛なので春から初夏でも可
・常緑樹:寒い時期でも休めないので冬は禁物。回復力が早い春から初夏にかならず!
・針葉樹:暑さに弱い樹種が多いので、3~4月を選ぶ

以前、真冬に剪定職人を呼んだら、キンモクセイ(3月が適期)がその後咲かなくなったので。
剪定の教科書を読んで、学習しておくことにしました。庭木が多いお宅は初心者向けのテキストを一冊もっておくとよいですね。

どの樹も真夏にうっそうと生い茂るけれども、暑い時期は絶対に避けないと、樹が枯れてしまうこともあるそう。逆に言えば枯らしたい、除きたい樹があれば夏場に伐ればいいわけです。
たしかに、私が切り倒した樹は真夏が多かった気がします。雑草が生い茂るから、そのついでに庭もすっきりさせようとして。当時はそこまで意識していませんでしたが…。

教科書によれば、残す枝、切る枝の見分け方や方向、芽の種類などもあり。
剪定するまえに実物をよく観察しておかないといけないそう。うっかり花芽を落としていなかったのだろうか。切った枝には、みかんならではの甘い香りを放つものもあり。今回はかなりこんもりしてきたので、慌てて刈りこんでしまったのですが。収量にも影響しかねないので今後は要注意ですね。年一回やるものだから、失敗できない…。



こちらは裏庭のキンカン。
三年ほど剪定をサボってしまったので枝が伸び伸びで、かなり高すぎます。実も小ぶりなものが多く、味も薄め。実を全収穫したあとで、そろそろ刈りこまないといけませんよね。


(2025.03.26撮影、03.28記録)





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