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陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

畝づくりをスピードアップするために

2025-04-08 | 家庭菜園・庭仕事・田舎通い

真冬は畑作業は向いていないとされています。
しかし、天地起こしといって、冬の合間に土を耕しておくと微生物が活性化させられるとか。雑草が生えず、根もはびこらないので、冬は耕作するのにはもってこいだったりします。ただし、かなり寒い(苦笑)。

2025年1月9日、この日は全国的に最強寒波到来の危険日。
ほんらいは作業を控えるべきだったのですが…、実は数日前に買い込んだ鶏ふんを早く運びたくて(車中保管だとニオイが…)野菜づくりを強行! 

朝方はけっこう雨が降り、作業開始直前の13時ごろは粉雪が舞うほど。
しかし、夕方までは風はあったけれども、晴天に恵まれました。この日、4時間ほどの作業時間で、なんと二種の作業を完成。



第1、2列目のシュンギク種まきは、もともと第一弾コマツナ群の後作で、畝があったので種まきだけ。12月27日に元肥を入れていたので、10分ほどで済ませます。

余った時間で急きょ思いついたのが、第五弾コマツナ畑予定地の耕起と元肥入れ。
雨の後だから泥っぽいかと思ったら。この南側の土地は陽あたりがかなりよろしくて、ほどよくサクサクしています。

鍬を入れてみたら耕しやすいこと!
第四弾のときは数日つづいた好天日のあとで、コンクリみたいに固かった土は、掘り起こすのに時間がかかり、耕起と元肥で二日にわけたのです。手のひら大の石が出てきたぐらいの硬くしまった地層でしたが、雨にふやかされて。作業が進み、東西と南北で、十字を切るように掘り起こします。

このあとは元肥の投入。
これまでは適度に穴を掘って、鶏ふんを埋めていたのですが。現在の第二弾コマツナ群や、第三弾のダイコン葉などをみるに、同じ畝のなかでも育成にばらつきがあります。種子の発芽率もあるだろうけども、これは元肥に偏りがあったせいでは?

そこで今回は、元肥の点まきをやめて、筋まきにすることに。
あらかじめ畝にしたいラインを鍬で引いておき、5センチほど掘り下げていきます。畝の端には棒をたてて、真っ直ぐそろっているか遠目で確認。

器に移した鶏ふんを一列ずつ偏りがないように滑らして落とし。
左右から鍬で土をかけて、盛り土をしていきます。こうすると、元肥を埋めたすぐ上に畝がくるので、これまでのようにずれることがありません。しかも、この時点で土をもりあげていくので、畝づくりまでできてしまいます。

これまで施肥したあとに10日ほど寝かせて、種まき直前に畝をつくってきたのは、再度土を起こして柔らかくするため。
しかし、何回も土を耕してしまうと地中の微生物を殺してしまうことになるし、けっきょく乾燥して固くなってしまいがちなので、無駄だと感じるようになりました。



今回あらたにつくった畝はなんと7列分。
といっても、この畑は方形ではないので、南端に近くなると畝も短くなっていきます。実質、5列分ぐらいでしょうか。

畝を先につくっておくと、どれだけ種を買えばいいのか予算もたてられるのです。第三弾は欲張って、種を三種類も多めに買い込んで、けっきょく余らせてしまったので。

なお教本では化成肥料などを入れたあと、1週間おいて、苦土石灰をまくことが推奨されていますが、私はあとで石灰(海苔などの乾燥材の)を蒔いたりするのでやらないようにしています。
ただ、圃場が広くなってきたので、そろそろホームセンターで市販の肥料を買い揃えたほうがいいと感じてきた次第です。

今回の作業までで、できあがった畝はしめて24列。
春畝と秋畝に分けるとか、パーテーションをもっとよく考えるべきだったのかもしれませんが、とりあえず春が来るまでに除草対策としてなにか植えたかったので、慌てて畝を増やしていきました。

天候に恵まれず、足元が悪くても、条件次第では作業のスピードアップに活かすことができる。今回はとても貴重なことを学びました。ちなみにこの日は天気予報で最強寒波到来! 不要不急の外出は控えてとテレビで報道されていましたが、ふつうに周辺の農家さんは黙々と働いていらっしゃいました。まあ、この一帯は積雪量も大したことないからね。

なお、この最南端の畝は日光がかなりよくあたるので。
水はけがかなりいいと思われ、これまでのように高畝にしないことにします。ここもコマツナ畑にしたいので、幅広の平畝にしてもよかったんじゃないかと思うのですが、今後改良すればいいやと甘く見積もっています。あまり最初から深く考えすぎてしまうと作業の手がとまってしまうからです(苦笑)。

おなじ土地でも日光や水持ちの違いがあるので、作業を変えねばならない。
乾燥ぎみの土地を耕したり、種まきや植えつけをしたりする場合は、あらかじめ水やりをして土を湿らせておくといいのでしょうね。これもいい教訓になりました。夏近くに種まきする際に覚えておきたいところです。


(2025.01.09撮影、同日記録)


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