陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。

映画「シティヒート」

2018-07-12 | 映画──ファンタジー・コメディ

性格が正反対の二人がコンビを組むスパイ物や刑事物は多々みられますが、本作もそのひとつ。1984年のアメリカ映画「シティヒート」は、名優クリント・イーストウッドとバート・レイノルズで贈るコメディ・アクション。コメディと言いましても、がははと腹抱えて笑いたくなるほどでなく、古い名画によくある台詞回しやこじゃれた演出を楽しむものなんでしょう。

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1933年、禁酒法時代のカンサスシティ。
私立探偵のマイク・マーフィーと堅物で冷徹漢のスピア警部とは、かつて同期の警官であったが、なにかにつけいがみ合う仲。マーフィーの相棒であったスウィフトが、カンサスの裏社会を仕切る大物レオン・コルの経理に接近し、隠し帳簿を極秘入手。それを糧に、コル一派とそれに対立する天敵のボス、プリモ・ピットから金を巻き上げようとする。しかし、両派を天秤にかけたことが裏目に出て、スウィフトは暗殺され帳簿が行方不明になってしまう…。

相棒を失ったマーフィーは、スウィフトの足跡を追って、その恋人でマフィアの歌姫であるジニーに接触。いっぽう、スピア警部もマーフィーの動きを嗅ぎつけてきます。帳簿を入手したマーフィーは事務所を襲撃され、恋人であるキャサリンがコル一味に囚われの身に。ピット一味との取り引きであわやの銃撃戦となったところに、颯爽と現れたスピア警部によって、二人は文句を掛け合いながらもコンビ復活となります。最後はむろん、悪の双頭を街から追い払うハッピーエンド。しかし、最後のあのオオカミの扮装はどうもいただけないかも…(苦笑)

アクションとしての迫力やストーリーとしての面白味はイマイチなのですが、1930年代当時のしゃれた雰囲気が再現され、また朴念仁のスピア警部とマーフィー事務所の秘書アディとの色恋も裏側で展開していくあたり、あまり流血もののハードアクションが好みでないという方にはお勧め。イーストウッドは近作の「グラン・トリノ」「ミリオンダラー・ベイビー」で知ったので、眼光は鋭い嗄れ声のおじいさんという印象しかなかったのですが、若い頃はなかなかいい声をしてらしたんですね。彼が主演する西部劇も観てみたくなりました。しかし、西部劇をやっていたわりには本作では銃の構え方がいまいち緩いように思えたのですが、むしろ徒手空拳で倒すシーンのほうが様になっていたような。

監督はリチャード・ベンジャミン。

(2011年5月25日)


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