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神無月の巫女二次創作小説「誰そ彼の枢(くるるぎ)」
第九話:月世界への迷い子
神無月の巫女の封印が弱まって、地上にオロチがのさばってしまうわけではないのだ。いくらも、いくつも、そのときどきの巫女の選択があったにちがいない。悲しい分かれ道も、嬉しい一本道へのつながりも、曲がりくねった道も、行き詰まって引き返したことも。今生の姫子と千歌音は誤ったのかもしれない。けれど、たどりつけなかった正解は、ふたりの歩みを無意味にはしないのだ。
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神無月の巫女二次創作小説長編シリーズ「花ざかりの社」、その第三章。月面にそびえたつ巨大な剣の柱を前に、姫子とともにオロチ封印の儀に挑む千歌音。そこで異常が発生し──…。
お読みになりたい方は◆神無月の巫女二次小説 其の一◆
(「花ざかりの社シリーズ」→「誰そ彼の枢(くるるぎ)」(目次)へ)
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【画像20250329】【妖しさ爆発、ユキヒトさん(笑)】
神無月の巫女キャラクター考察シリーズがあったとしたら、ぜひ特集したいキャラ――それがユキヒトさん。
大神神社の書生で、カズキ兄さんの相棒。あの神社、家政婦さんとかいないので、彼が炊事番なのかも。ユキヒトさんの苗字はないけど、自作の二次創作小説(「夜顔」シリーズ)ではかってにつけています。
アニメ本編でけっこう怪しい眼力を放つことがあって、妙なインパクトがあったユキヒトさん。
OP画像でも、なんと彼の背後には、月面にささった剣神・天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)らしき影が! ほかのオロチ衆(アンダーネームだけでカタカナばかり)登場シーンには各自の機体がセット。カズキ兄さんほか非戦闘員にはバックが月だけのため、ユキヒトさんのこの一枚はひじょうに意味深なカット。ひょっとしたら、こやつ、八の首? ラスボス? 最後に裏切る? 巫女の何か関係者? 放映当時の考察班はさぞやあれこれ空想したでしょうが、終わってみれば、この彼、ソウマ兄弟や巫女の伝説をほりさげるための饒舌な脇役といったところ。ミスリード、お疲れ様です。最終話では、樹の上で懐メロ(ドンゴラの唄)を口ずさんでいましたが。出番すくないのに好感度高めなのは、やはりソウマくんにちょっかい出す貴重なBL要素だったからでしょうか(笑)。 メンズの色気を描いたら天下一品、藤井まきさんの美麗作画が映えますわ~。
神無月の巫女の話題を見かけて、どこかでやっていたのかな?ユキヒトいただいてこれでいいのかといっぱい考えながら演じさせていただきました(?^?^?)
— 南 央美(OMI MINAMI) (@oranje_omi) February 1, 2025
最近発見したこんなつぶやき。なんとCV南央美(みなみおみ)さんの!
ベネッセの教材にもなったしまじろうでも有名な声優さん。ウィキペディアをみたら、真田広之(最近、監督作のSHOGUNで話題になりましたね)めあてにアクション俳優のオーディションうけられたとか、なかなかユニークな経歴の持ち主です。出演作多数でエッセイストでもあるとのことですが、端役だったアニメ神無月の巫女のことを覚えていらっしゃるのは、ファンとしてけっこう嬉しい。介錯作品のアニメにもキャスティングされているようですね。
下屋則子さん、故・田中敦子さんもそうですが、最近の声優さんはX(旧ツイッター)ですぐ活躍を知れるので、楽しみ方もひろがりますね。私はあまり中の人推ししないほうだけれども、思いだしたように話題にしていただけると、この作品を追っかけていてよかった~!!と思えるわけです。
【Image】画像で語る、すこぶるアガる、神無月の巫女
神無月の巫女20周年、その前に、そしてこれからも。二次創作小説の更新時お知らせ記事につけていた画像。たまにコメントをつけていましたが、いい機会なので、ちょこっと遊んで企画化してみることにしました。