陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。

Happy October, Happy Kannazuki 2018

2018-10-02 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空

1日遅れですが。

来栖川姫子さん&姫宮千歌音さん(と、10月1日生まれの人)
お誕生日おめでとうございます。


哀しい自分を終わらせようかというときに、ハッピーバースディーと言われるの、最高じゃないですか! あなたの生き方、無駄じゃなかったよ、と。愛している、好きなんだよ、とそれだけではなくて。一話で贈られた言葉が、最終話で返されるとき。何気ない言葉なのに、あの二人のあいだでは、そんなに深くて重い意味を持つ。言葉に想いがこもっているからですね。

2004年10月1日放映開始の、アニメ神無月の巫女も今年で14周年だそうです。
しかも、今年はいい具合に、10月が月曜はじまりという…。
ちょうど平成30年間のど真ん中あたり。平成16年こと2004年は、どんな時代だったのでしょうか?

新潟県中越地震が発生、死者68名を出す惨事に。また、過去最多の台風到来で被害多発。
鳥インフルエンザが発生で死者相次ぎ、食生活が不安に。
108年ぶりに本拠地アテネ開催の夏季五輪、日本は史上最多37個のメダル獲得。とくに北島康介選手の名言「チョー気持ちいい」が流行語に。
おなじくスポーツでは。イチロー選手(当時シアトル・マリナーズ所属)がシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新。
性同一性障害特例法が施行され、新紙幣も発行。
ヨン様フィーバー、マツケンサンバ、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」がヒット。
iPad miniやニンテンドーDSが新発売。
紀宮さまご婚約内定。
小泉首相再訪朝し、拉致被害者家族が帰国。
米国でブッシュ大統領再選、NY原油が史上最高値を更新。


偶然なのか、よくあることなのか、不思議と今年これまでの出来事と重なっているようにも感じますね。14年前の自分をふりかえると、あまり世事に目を向けず、狭い世界のなかでもがいていたような気がします。

昔と比べるとですね、いろんな作品に触れたり、読んだり、学んだりはいてきたはずで。
もちろん、さすがにこの大作、やはりこその傑作、誉れ高き名作もあったわけです。まあ、でも、しかし。人生をふしぎと揺るがすような一作もあったもので、私にとっては、これなのでした。たぶん、大人になってもプーさんとか、キティちゃんが好きという、身近に貼っておきたいそういうキャラクター感覚なんだけど、たぶん周囲には理解されないだろうな、という。

最近、アマゾンプライムで公開中なので一部界隈で盛り上がっている模様の、アニメ「神無月の巫女」について、ちょっとばかし昔語りをします。

私がブログをはじめたのは2006年で、その当時からいくつかのファン活動、二次創作の個人サイト、ブログがありました。いま、見られないのが惜しい長編の二次小説(戦国時代の前世ものとか)もありましたし、毎年、この10月1日になると姫子と千歌音の誕生日祝いと称してケーキを買ってくるひとや、神無月の巫女検定なるものをつくってしまった絵描きさんもいました。四コマ漫画が楽しいひともいたり。また、当時、個人サイトで神絵師扱いされているひとの熱心なPRもあって活気づいていた覚えが。

2007年のアニメ「京四郎と永遠の空」放映当時は、まだツイッターなどもなかったのですが、ブログのRSSなどで感想がさかんでしたね。うちがリアルタイムでレヴューできた、初アニメでした。毎年、神無月の巫女祭りと称して10月になると企画を打つサイトさんやブロガーさんも多く散見されたころです。著作権的に自分でも危ういのですが、キャプ絵のネタ漫画も流行りました。日記の中に感想イラスト入れたり、SS挟んだり。創作物として評価するというのでなくて、ほんとうに楽しむという感じがありました。

さらに2009年の漫画「絶対少女聖域アムネシアン」や、ウェブノベル「姫神の巫女」と関連作がつづくのですが、この頃になると、2004年百合ブームを受けたせいか、すでに様々な百合アニメや漫画が充実しだしてしまい、勢いがかすんでしまった感じがあります。「アムネシアン」が2011年で完結し、さらに、アニメ放映から10周年となる2014年に「姫神」が終了してしまうと、ほんとうに淋しいくらいに。

その間にも、研究本を出したり、同人誌を出したり、定期的にイラストを上げたりする人もいたりして。ツイッターとピクシブのユーザーが増えたせいか感想や二次そのものは探しやすくはなりました。私もここ数年、私生活でいろいろあって、あまり追いかけられてはいけないのですが。川澄さんと下屋さんのツーショット写真とか(笑)。よく、あんな目立たない場所で撮りましたよね…。

そして、2018年今年、アマゾンプライムビデオで放映されたせいか。
ツイッター中心にかなりの熱で盛り上がっているのを見ると、ほほ笑ましい限りです。自分の好ましいものが大衆(…というほどでもないが)に支持されているからではなく、鋭い意見が目立ちはしないけれどあるという事実に。

「この作品がなければ、いまの自分は存在しなかった」とか「こころに深く突き刺さった名作」とか、褒めすぎで心酔しすぎているともいえるかもしれませんね。でも、14年前のあの冬の夜、なにげなく見た11話の衝撃と、その一週間後に訪れた最終回のもたらした感動は、やはり今でも忘れがたいものです。感動といいますか、救われたという気持ちですかね。私はあまりセクシャリティだけで肩入れしているわけではないんです。異端を正統に仕立て上げるために、イデオロギーになると怖いと思う面もある。ただ、制作者のうちだす要素が(すべてではないが)自分の嗜好としっくりきたというか。でも、多様性は認められてもいい。

毎年秋の、この10月になるたびに、夏を乗り越えて生き延びていてよかったなと、しみじみと噛みしめるわけです。さんざん毒づいてもいますけれど、この作品生み出してくれた方がたにも、いまでも慈しんでいる方にも、お礼が言いたいですね。

しかし、この作品、固定観念ができあがると、ある方向性からしか観られなくなるので。
どなたかも言っていたように、ほんとうに記憶失くして、まっさらな状態で観なおしてみたいですね。たとえば、以前はわからなかったものが見えてくるのかもしれません。

今年はSNSをきっかけに、若者たちが痛ましい犠牲になる事件があったばかり。
このアニメは、ひろく言えば、無器用だけれどまっすぐに生きる人々の物語。どんな舞台でも脇役でも意味はあります。いま誰かにうまれてきたことをありがとうと言われなかったとしても、あと一年、さらに一年、というふうに人生を延ばしていけば、いつか、きっといいことがあるかもしれませんよね。



★★神無月の巫女&京四郎と永遠の空レビュー記事一覧★★
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