陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

二次創作者のアイコン画像は証明写真と同じ

2021-09-26 | 二次創作論・オタクの位相

二次創作物には限らないですが、創作者にとって表現物を拡散できる場として、やはりツイッターは便利ですね。
自作の発表目的でなくて、二次創作物や原作に対するファンの声をヒアリングするのに、これほど適切なツールはありません。ブログ記事をあちこちブックマークするのも限界がありますし、ブックマークサービス自体が終了したりすることもありますし。

さて、ツイッターを復活させてみて、改めて気になったことがあります。
それは、ツイッターのアイコン。テレビや著作物で顔出ししている有名人でしたら、ご本人の近影が多いはず。漫画家さんでしたら、自画像ですよね。昔のコミックスを読むと、作者自身が作中に登場したり(漫画『ハイスクール! 奇面組』では、ゲストキャラとして似た人物を登場させたりもする)、ツッコミ入れたりする役どころだったり。鳥山明の『Dr.スランプ アラレちゃん』なんて、編集者がメインキャラ(ドクター・マシリト)でしたよね。創作者自体個性的ですが、その周辺の人もおかしな人種なので、ネタにしたいという思惑があったのかもしれません。

ここで問題なのは、二次創作者としてのアイコン。
これは、いろんなパターンがありますが、まず絵師さんで多いのは、自作で好きな二次創作物の、いちばんお気に入りキャラです。アイドルヲタクがアイドルのプロマイドを生徒手帳の下に入れているというのと同じですね。今だと、ケータイやスマホの待ち受け画面にしているのと同じです。ファンからしても、そのアイコンを見たら、この人は〇〇の絵を描いてくれる人だと分かりやすいので、ありがたいですね。

では、二次創作の字書きはどうか。これは一般ブロガーのアイコンと同じで、いろんなパターンありますね。
公式絵だったり、あたりさわりのないモノとか景色だったり。自分で落書きもできる人だったら、自作絵を掲げている人もいますし。他の絵師さんの二次創作絵を許可なく流用するのは下手したら本人と間違われる可能性がありますので、あまり、されない方が多いようですね。海外の二次創作ファンの交流掲示板を見ていたら、けっこう、日本の二次創作のイラストがアイコンに使われていてビックリなんですが。ひょっとすると、出所不明なのに、検索で引っかかった絵が公式だと勘違いされているのかも…。

アイコンを自作絵にしている場合、新作が発表されるごとに、アイコンを変える方もいます。アニメーターさんや漫画家さんでは多いですよね。宣伝効果もありますし、作品ごとに気分を切り替える効果もありますよね。でも、本音を言わせてもらえばですが、アイコンはできたら変えないでいただきたいと思っています。その人の同一性がなくなるからですね。もし、ひさびさに訪れたら、誰かわかりにくい可能性もあります。めったに通わない家がどっかに消えたように感じる。

ちなみに、私の場合。
ブログはじめた当初は好きなアニメのふたりの公式絵の加工画像をアイコンにしていました。著作権的にまずかったですね、ハイ。その次は、誰もが知っている芸術作品、サモトラケのニケだとか、フェルメールの≪ターバンを巻いた女≫だとか。ネット上で拾った風景画にしたことや、自分が撮影したユーモラスな焼き物の画像にしたこともあります。2009年にツイッターをはじめるにあたって、このブログのトップ画像を切り取った双葉にすることにしました。ちょっとだけ、フォトショップで色を明るくして。この画像は、自分のハンドルネームとも合っているので、お気に入りです。

自分をふりかえってみると、アイコンが移ろっているときは自己が何をしたいかわからない状態だったのかもしれません。

(2018年頃の覚え書き)

【二次創作者、この厄介なディレッタント(まとめ)】
趣味で二次創作をしている人間が書いた、よしなしごとの目次頁です。
二次創作には旨みもあれば、毒もあるのですね…。




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