
アカウントがわかるSNSだけに限らず、匿名掲示板のようなものでも、サブカル界隈ではファン同士の意見が熱く戦わされている現場を目撃したりもします。
悲しいことに、楽しく嬉しい話題ではなく、悪い方向で盛り上がってしまうことも多いものです。
私がよく見かけたのは、やはりカップルの解釈違い。
一般人の方にはなんじゃそらで、私自身も気にしないのですが。異性、同性問わずに恋人関係があった場合、どちらが攻めか、受けかという押し問答があるみたいです。これは個人の好みだからしかたないですね…。
作者が意外性を狙ってやらかしたトンデモ展開で多いのが、人気キャラの強制退場。
なんでそこで殺したのか、と言いたくもなります。しかも、わりとショッキングな死なせ方をする。強制退場に意味があるのならばいいけれども。でも、あとですぐ生き返ったり、時間が巻き戻されたりしたらげんなりなんですけどね。
それから、しばしば言われがちなのが伏線回収がない、というイチャモン。
作者が風呂敷をひろげて畳めないと言われる。しかし、読者が気にしているだけで、作者にとってはそれはのちの展開につなげるような布石でもなんでもなかった、ということだってあります。わざと答えを明かさずに、ご想像にお任せで終わることも。
──で、こうした公式側の作品展開につきまして、不平不満を抱きがちなファンがうっかりおこなってしまう叛逆行為もあります。
いちばん多いのは、率直に作者なり編集部なりへファンレターで抗議することなのでしょう。
しかし、最近は直接に、作者のツイッターやらブログやらへ突撃してしまうケースもありました。よほど倫理観に外れるような行いをしたというのでない限り、作品の行方が気に入らないだけで、ネットに晒し者にして攻撃するのは危ないです。作者が病みますし、筆を折りますし、そのひとの作品を待っている人間からしたら傍迷惑極まりないです。
よく作品が炎上しないのは、作者が読者に配慮して殊勝につくっているからだ、と主張なさる方がいます。しかし、つまらないか、おもしろいか、は個人の主観であって、自分がよくないものでも、誰かにとってはいいものになりえます。作品、もしくはそのジャンル界隈が炎上するのは、やかましい放火魔が多いだけの話です。炎上しない作品や作者が優れているかといえば、そうでもないでしょう。ただし、ツイッター上でわざと他人の勘気をこうむる発言した公式さんならば自業自得とも言えましょうが。
過去に見かけていちばん強烈だったアンチ活動といえば。
とある百合ブームに便乗して人気だったアニメの続編スピンオフ漫画の主人公が男の子にされたせいで、ファンのひとりがドラマCDを割って、掲示板に投稿したことです。百合やBLジャンルにカテゴライズされてしまうと、登場する異性キャラにつき、かなり厳しい目線が注がれがち。許せないという気持ちはわからないでもないですが、何も壊さなくても…と思うのですよね。嫌なら売ってしまえばいいだけなのに。日の丸を燃やしたりする抗議活動と同じで、過激派の行動力は怖いですね。商品だけならばいいけれど、作者や演者に刃傷沙汰などの迷惑をかけたりはしないでほしいものです。それをやればもう犯罪ですから。
作品がつまらないと思ったら、時間をおいてブログなど目につかない場所でレヴューするなり、匿名で作品名も明かさない程度に毒を吐くなり、できそうです。二次創作者ならば、自分がつくりかえて自分の思うままにしてやるぞ、というひとだっています。
ところで2021年9月の報道によれば。
ネット上での誹謗中傷への科刑が法制化されるようです。女性プロレスラーの自死への反省があるようですね。拙ブログでもコメントで言われたことがありますけども、気に入らないものを書くからと言いまして、相手に死ねだとか、創作やめろ、まで脅迫するのはどうかと思います。
自分が創作したいのならば、他者の表現の自由は認めないと、いずれ自分の首を絞めることになりかねないのかもしれませんね。
(2021/09/15)









