
(画像出典:アニメ神無月の巫女DVDBOX小冊子表紙より)
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神無月の巫女二次創作小説「誰そ彼の枢(くるるぎ)」
第十話:諸刃をふたたび開かせぬために
第十一話: 月と誰そ彼の巫女
そう、来栖川姫子はほんらい死んではならないはず──の巫女なのだ。
あの青い星で生き残り、いのちを慈しんで次の時代へ伝えるはずの存在だった。(…)儀式が終わったら、そもそも姫子はどうなるのだろうか? 消えてしまうのではないか? この仔犬とともに?
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神無月の巫女二次創作小説長編シリーズ「花ざかりの社」、その第三章。月面にそびえたつ巨大な剣の柱を前に、姫子とともにオロチ封印の儀に挑む千歌音。そこで異常が発生し──…。
お読みになりたい方は◆神無月の巫女二次小説 其の一◆
(「花ざかりの社シリーズ」→「誰そ彼の枢(くるるぎ)」(目次)へ)
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【画像20250411】【神無月の巫女の巫女考】
2025年3月5日は巫女の日。もちろん語呂合わせで。
神社の日は聞いたことがないのに変だな? それもそのはず、神社庁だとか正式な団体が制定したものではなくて、どうやらオタク界隈から自然発生的につくられたようです。へえ~。
巫女さんと聞けば、どんなイメージでしょうか?
男女雇用機会均等法の例外として、特別に「未婚の20歳未満の女性」という採用条件がゆるされる、れっきとした職種。大学や専門学校で教科を履修するものの、実際は神社の縁故者でないと就職は難しそうとのこと。大学時代に、友人が生田神社のお正月バイトの採用面接に出かけて、付き添った思い出があるのですが。お作法とか厳しくて、真冬だとあの装束ではかなり寒そうだし、自分だと絶対に無理かも。武道の寒稽古を経験していたらわかるでしょうが、畳も板敷もかなり冷たいですよ…。
荒神札を買うとかではなく、ある儀式をお願いするために、実際の巫女さんと面談したことがあるのですが。
かなり茶髪でネイルアートしてたり、ギャルっぽかったりで。自分の幻想がやぶれたことがあります。今時分、こんなこと言っていたら古いのでしょうけども。ご年配の女性職員は松の色の袴を履いてるので、緋袴のひとだけを巫女と呼ぶのでしょうね。
神無月の巫女は、世界の命運をかけた陽の巫女と月の巫女にえらばれたふたりの乙女の恋物語。
…ですが、事実、タイトルに反して公式供給の絵などでも巫女装束(作中では「巫女服」と呼ばれているけれど、この言いかた正しいの?)すがたは少なめ。旧版DVDの表紙絵でも最終巻のみ。
いちおうヤマタノオロチ伝説を下敷きにした設定なのですが、ロボットが刺身のツマ扱いされてしまうぐらい、この作品の和風テイストはあまり顧みられていません。といいますか、原作者さん自体があまり主軸として和風ものの作品を描かれない方で(ゲームキャラっぽい造形?)、セーラー服、ナース、メイド服とおなじで、お着替え要素がある、巫女というのも可愛らしい女の子を飾らせるアイテムに過ぎないのでしょう。なお、アニメだと柳行李に収められた装束を着つけしていたので現実味があるのですが(笑)。原作漫画は終盤、姫子が秒速でパッと身にまとう(魔法少女かよ!)ので、なんじゃこりゃあ!と驚いたことがあります。 頁の都合だったのか…?(謎)。大神くんも巫子すがたになるので、剣神・天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)はあの姿でないと搭乗できないみたい。そのわりに、アニメでは姫子と千歌音はしまいには裸に…(以下自粛)。
この作品に出会うまでは、巫女キャラといえば、うる星やつらのさくら先生か、セーラームーンの火野レイちゃんぐらいでした。私の中で、最強の美しい巫女といえば、犬夜叉の桔梗ぐらいかも。神無月の巫女のふたりは、お札をもって怨霊退散!とか、式神を呼ぶとか、異能の人ではありません。そんな能力があったならば、姫子を護れないことで千歌音ちゃんは苦悩しなかったのだから。
タイトルの割には、巫女っぽさがからきしなくて。
…というのは、そもそも「神無月の巫女」というのがふたりの使命でありつつも、過去から未来に課せられた呪い、かつ、邂逅の必然でもある。巫女がふたたび掲げられた「姫神の巫女」でも、血で血を洗う儀式にのぞむさだめなので、巫女っぽい姫子と千歌音が見たい!という私の希望は、キャラにとっては過酷なものともいえますよね。でも、巫女装束の二人が見たいのよ、やはり!! 読者のわがままでしょうか、スミマセン。
【Image】画像で語る、すこぶるアガる、神無月の巫女
神無月の巫女20周年、その前に、そしてこれからも。二次創作小説の更新時お知らせ記事につけていた画像。たまにコメントをつけていましたが、いい機会なので、ちょこっと遊んで企画化してみることにしました。
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神無月の巫女二次創作小説「誰そ彼の枢(くるるぎ)」
第十話:諸刃をふたたび開かせぬために
第十一話: 月と誰そ彼の巫女
そう、来栖川姫子はほんらい死んではならないはず──の巫女なのだ。
あの青い星で生き残り、いのちを慈しんで次の時代へ伝えるはずの存在だった。(…)儀式が終わったら、そもそも姫子はどうなるのだろうか? 消えてしまうのではないか? この仔犬とともに?
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神無月の巫女二次創作小説長編シリーズ「花ざかりの社」、その第三章。月面にそびえたつ巨大な剣の柱を前に、姫子とともにオロチ封印の儀に挑む千歌音。そこで異常が発生し──…。
お読みになりたい方は◆神無月の巫女二次小説 其の一◆
(「花ざかりの社シリーズ」→「誰そ彼の枢(くるるぎ)」(目次)へ)
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【画像20250411】【神無月の巫女の巫女考】
2025年3月5日は巫女の日。もちろん語呂合わせで。
神社の日は聞いたことがないのに変だな? それもそのはず、神社庁だとか正式な団体が制定したものではなくて、どうやらオタク界隈から自然発生的につくられたようです。へえ~。
巫女さんと聞けば、どんなイメージでしょうか?
男女雇用機会均等法の例外として、特別に「未婚の20歳未満の女性」という採用条件がゆるされる、れっきとした職種。大学や専門学校で教科を履修するものの、実際は神社の縁故者でないと就職は難しそうとのこと。大学時代に、友人が生田神社のお正月バイトの採用面接に出かけて、付き添った思い出があるのですが。お作法とか厳しくて、真冬だとあの装束ではかなり寒そうだし、自分だと絶対に無理かも。武道の寒稽古を経験していたらわかるでしょうが、畳も板敷もかなり冷たいですよ…。
荒神札を買うとかではなく、ある儀式をお願いするために、実際の巫女さんと面談したことがあるのですが。
かなり茶髪でネイルアートしてたり、ギャルっぽかったりで。自分の幻想がやぶれたことがあります。今時分、こんなこと言っていたら古いのでしょうけども。ご年配の女性職員は松の色の袴を履いてるので、緋袴のひとだけを巫女と呼ぶのでしょうね。
神無月の巫女は、世界の命運をかけた陽の巫女と月の巫女にえらばれたふたりの乙女の恋物語。
…ですが、事実、タイトルに反して公式供給の絵などでも巫女装束(作中では「巫女服」と呼ばれているけれど、この言いかた正しいの?)すがたは少なめ。旧版DVDの表紙絵でも最終巻のみ。
いちおうヤマタノオロチ伝説を下敷きにした設定なのですが、ロボットが刺身のツマ扱いされてしまうぐらい、この作品の和風テイストはあまり顧みられていません。といいますか、原作者さん自体があまり主軸として和風ものの作品を描かれない方で(ゲームキャラっぽい造形?)、セーラー服、ナース、メイド服とおなじで、お着替え要素がある、巫女というのも可愛らしい女の子を飾らせるアイテムに過ぎないのでしょう。なお、アニメだと柳行李に収められた装束を着つけしていたので現実味があるのですが(笑)。原作漫画は終盤、姫子が秒速でパッと身にまとう(魔法少女かよ!)ので、なんじゃこりゃあ!と驚いたことがあります。 頁の都合だったのか…?(謎)。大神くんも巫子すがたになるので、剣神・天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)はあの姿でないと搭乗できないみたい。そのわりに、アニメでは姫子と千歌音はしまいには裸に…(以下自粛)。
この作品に出会うまでは、巫女キャラといえば、うる星やつらのさくら先生か、セーラームーンの火野レイちゃんぐらいでした。私の中で、最強の美しい巫女といえば、犬夜叉の桔梗ぐらいかも。神無月の巫女のふたりは、お札をもって怨霊退散!とか、式神を呼ぶとか、異能の人ではありません。そんな能力があったならば、姫子を護れないことで千歌音ちゃんは苦悩しなかったのだから。
タイトルの割には、巫女っぽさがからきしなくて。
…というのは、そもそも「神無月の巫女」というのがふたりの使命でありつつも、過去から未来に課せられた呪い、かつ、邂逅の必然でもある。巫女がふたたび掲げられた「姫神の巫女」でも、血で血を洗う儀式にのぞむさだめなので、巫女っぽい姫子と千歌音が見たい!という私の希望は、キャラにとっては過酷なものともいえますよね。でも、巫女装束の二人が見たいのよ、やはり!! 読者のわがままでしょうか、スミマセン。
【Image】画像で語る、すこぶるアガる、神無月の巫女
神無月の巫女20周年、その前に、そしてこれからも。二次創作小説の更新時お知らせ記事につけていた画像。たまにコメントをつけていましたが、いい機会なので、ちょこっと遊んで企画化してみることにしました。