陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

Happy October, Happy Kannazuki 2019

2019-10-10 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空・姫神の巫女

月には誰も知らない社があるの。
全ては其処からはじまった──。
そう、2004年のあの秋の日から。

毎年10月は神無月の巫女ハラスメント月間です(笑)。 
今年で原作連載スタート&アニメ放映開始から15周年。おめでとうございます。アマゾンプライムの無料サービスは終了しましたが、まだまだ界隈では盛り上がっています。では、ここでとても久々にツイッター上での観測結果をお伝えしましょう。
(個人の発言は了解をえずにかってに引用させていただいています。あらかじめご容赦ください)



こちらは、来栖川姫子役の主演声優・下屋さん。
「千歌音ちゃん、わたし、どうしたらいいのかな」の甘えた声のデビューしたての新人声優さんも、いまやお母さん。人気アニメ「Fate」シリーズでは映画の主演で話題に。各地のイベントやお芝居、海外ドラマの吹き替えなどでご活躍中。川澄さんはSNSされていない模様ですが、間島兄さんはたまに発言がおもしろい人になっているようです。昨年末おひとかたご不幸ありましたが、他のスタッフさんもご健在でなにより。



当時のアニメ雑誌の記事でしょうか。
Fateシリーズの旧作テレビアニメは、柳沢テツヤ監督が一部回を演出されていました。声優さんともども、ご縁の深い作品ですね。





アマゾン効果なのか、SNSパワーなのか、依然と比べ熱心な増えました。
SNSで感想を追いかけるのも楽しいですね。





昔は先駆的なサイト様やブロガーさんが、毎年神無月祭と称してレビュー企画するわ、DVD販促キャンペーンするわ、記念SSやらイラストやらの発表やらで。10月1日にわざわざ誕生日ケーキで祝う人なんかも。別ブログにリンク先がありますので、ぜひ♪ 15年前の作品語りなんかしていると、アニメ敬老会と言われるそうです。すこしも寒くなんかないわ~、ありのままに~生きるのよ~♪(謎)







10周年祭の時もイラストあふれていましたが、今回も有志の力作が各地で拝めます。
2019年現在でも、同人誌を出している人もいるようです。最近だと、海外とくにアジア圏のファンが増えつつあります。そのうち地球規模で神無月の巫女オリンピックが開催されるでしょう(んなわけあるか!)



こちらはコスプレ。
他キャラのもSNS上でみかけますよね。訪日外国人に神社への道を尋ねられたら、そのひとは神無月の巫女ファンなのかもしれませんね。





記念グッズって、ソウマ×ツバサの立て看板とかでしょうか(殴)。
熱心なファンのお客様からの商品化のご要望はいまだ根強いようです。
スパロボ参戦希望は定型句ですねぇ(笑)



あとからファンになって、買い求められる方もいると。
小冊子の小説目あてで買いましたね。
箱と立体人形が衝撃的でした。いまは手放してしまったものですが、懐かしい。ちなみに、小冊子の小説はもちろん、イラストは必見ですよ!



私も部屋に飾ったことはありません(意識が戻らなくなる!(爆))が、年一回は保存状態を確かめた方がよさそうですね。
職場に家族写真を飾るようなもので、個人のモチベ維持に役立てている方もいるみたいです。ちなみに原作漫画雑誌掲載版の扉絵ひめちかセットは飾ったことがあります。




10周年めぐらいから、いろんな百合系作品と比較され、「必修科目」やら「百合の教科書」やらいわれはじめている当作品。しかし、ヒロインの姫宮千歌音は別段メンタル異常な人ではないです。たぶん…。のっぴきならぬ宿命の前でおのが無力と過失とを認めて、一人の人間が自己責任をとろうとし、その悲哀と孤独とが救われたということに、この作品の真価があります。個々人が抱える事情が見えがたく重くなりつつある現代にも通じる、愛の深みがあります。決して百合のみだけの側面のみならず。



映像のつくり的には古いのでしょうが、当時の設定からしたらかなり斬新かつ大胆なストーリーです。後年の有名作に影響を与えたが、あまり知られていないマニアックな金字塔作品ですね。



続編扱いされる「京四郎と永遠の空」はともかく、その後の漫画「絶対少女聖域アムネシアン」およびウェブノベル「姫神の巫女」については、評価がわかれることがあります。同じキャラを使った別次元作品だが、原作者たちがなにを訴えたいかを考えてみれば、不可解と思えるキャラの言動に納得がいくのではないでしょうか。私は「アムネシアン」の神を殺そうとして果たせなかった巫女の悲しみ、あるいは日本における宗教の曖昧さへの指摘には、深く感銘を受けます。運命はがむしゃらにくるし、てっとり早く削除できないのです。サブカル文化に携わり、溺愛と狂信のさなかで作品作りを手がける側だからこそ伝えたいことではないのでしょうか。

ところで今年は、原作者先生関連のこんな作品も、メモリアル企画進行中です。
10年ぐらい前だったかな、大阪で個展があって拝見いたしました。




こちら、なんと!
「仮面ライダー555」のイケメン俳優さんが編集つとめる、ハローキティブランドのコミカライズ。この人、草加さんの中の人ですよね…?
月に代わってお仕置きよとかいいそうな変身フォームのキティさんです。




ちなみにこのキティちゃん漫画は現在4巻まで発売中です。
春先にジャンプコミックスのサイトでも無料掲載していたはずです。





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さて。
拙ブログでは昨年からひきつづき企画レビューをのんびり更新中です。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(まとめ)
月には誰も知らない朽ち果てた社があるの。全ては其処からはじまりました──。感動の全十二話を堪能したあと、再観賞用に、保存用にオススメのDVD。今回はその旧版DVD付録のオールカラーブックレットで、作品をふりかえります。

二次創作ともども、通年で随時掲載ですので、お暇なときにお立ち寄りくださいましたら幸いです。では、皆さまの神無月ライフの充実をお祈りします。


★★神無月の巫女&京四郎と永遠の空レビュー記事一覧★★
「神無月の巫女」と「京四郎と永遠の空」に関するレビュー記事の入口です。媒体ごとにジャンル分けしています。妄言多し。








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