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安倍国葬“4割欠席”の大誤算

2022-09-26 05:02:10 | 安倍晋三暗殺事件と統一教会問題


当初の想定とはずいぶん違うさみしい式典になりそうだ。

27日に行われる安倍元首相の国葬は、参列者が6000人程度とされていたが、実際は最大4300人程度にとどまる見込みだ。22日に政府が発表した。

■4割が欠席の不名誉

国内では国葬の案内を約6000人に発送し、そのうち出席するのは約3600人。4割が欠席とは、偉大なリーダーの国葬にしては残念な印象だ。特に、元職を含む国会議員では6割が欠席の意向を示した。

「法的根拠がない、国会の審議も経ていない国葬に出席して、評価の定まらない安倍元総理の権威付けに協力するわけにはいかない。民主主義国家の国会議員経験者として、ごく当然の判断です。国論を二分する国葬を強行して誰が喜ぶというのか。岸田総理には、撤回する勇気を持ってほしかったですね」(自民党の元国会議員)

海外からの弔問客は218カ国・地域から約700人が出席予定だが、半数近い101カ国は駐日大使らが参列し、本国からの要人派遣はない。G7の首脳で参加するのもカナダのトルドー首相だけだ。(編集部注=日本時間25日にトルドー首相は参加見送りを表明した)

しかも、22日に発表された来日する要人の肩書を見ると、エネルギー資源大臣(ニュージーランド)、貿易・北欧大臣(スウェーデン)、国際貿易・投資大臣(パプアニューギニア)、観光大臣(ジャマイカ)など、故人を悼むというよりカネのにおいを感じてしまうのだ。

いずれにせよ国内3600人、海外から700人で計4300人が参列するわけだが、1967年の吉田茂元首相の国葬は約6000人、75年の佐藤栄作元首相の「国民葬」は約6400人が参列したことを考えると、かなり少ない。

22日になって宮崎県の河野俊嗣知事が台風14号の被害復旧を理由に予定していた国葬参加の見送りを表明したが、これだけ反対世論が多ければ、直前になって参加を取りやめるケースも出てくるだろう。かねて国葬反対を表明していた自民党の江崎鉄磨元沖縄北方担当相も、体調不良で欠席する方針だという。

「岸田総理にとっては誤算続きでしょう。直前に各国の元首クラスが集った英エリザベス女王の国葬を見た後では、どうしても見劣りするし、二階元幹事長が言ったように『やれば、国民はよかったと思う』ようなことには絶対にならない。頼みの綱だった弔問外交も期待できず、何のための国葬かという声がますます大きくなりそうです。急落している支持率が一段と落ちる可能性がある。国葬の直後に臨時国会も始まるし、この国葬が、岸田政権を葬ることになりかねません」(自民党閣僚経験者)

後悔先に立たずと言うが、無理筋の国葬を決めた岸田首相の自業自得だ。
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