公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

通常は理化研が検査して陰性のものに限って出荷が可能。それが今回は検査結果が出る前に出荷され納入されていたもよう

2019-06-16 20:52:38 | 競馬


 開催初日となった函館競馬場でも15日、異例の規模の競走除外馬が出た今回の問題に関し、説明会が行われた。出席者は菊田淳裁決委員、久保厚裁決委員、有馬大輔獣医委員の3人。以下は、報道陣との一問一答。
 ――いつ判明したのか。
 「14日に競走馬理化学研究所(以下理化研)がグリーンカルのサンプルからテオブロミンの陽性反応が出たと製造元の日本農産工業株式会社へ連絡。検査を受けたロット(製造側が特定する製品の最小単位)の商品は既に販売業者(4社)に出荷済みだったため、夕方から業者がトレセンなどで回収を始めた。それを知った調教師から公正室に連絡があり、JRAも事態を把握した」

 ――なぜ除外に。
 「まず当該馬の全頭検査が間に合う時間ではなかった。当該調教師への連絡を開始したのも午後10時以降だった。公正確保のため、やむを得ず飼料の納入実績のある厩舎の今週の出走予定馬を全て除外する措置を取った」

 ――なぜ発生した。
 「禁止薬物が混入した経緯は調査中。通常は理化研が検査して陰性のものに限って出荷が可能。それが今回は検査結果が出る前に出荷され納入されていたもよう。グリーンカル自体は以前から使われているカルシウム剤で定期的にロットごとの検査を行っている」

 ――安田隆行厩舎は函館スプリントSのダノンスマッシュが競走除外となり、ユニコーンSのデュープロセスは出走できる。この違いは。
 「同厩舎に関しては函館の滞在厩舎のみに納入され、栗東の厩舎には全く納入実績がなかったため」

 ――一方で、当該飼料を厩務員が個人的に自分の担当馬だけに与えていたのに、その厩舎の所属馬が全て除外になったと不満を表明する厩舎もあった。
 「そういう事例があるのも把握している。ただ、詳細を調べている時間はなかったので、今回は少しでも摂取した可能性のある馬は全て除外した」

 ――今後の対応は。
 「とりあえず今週除外になった馬と当該28厩舎(栗東22厩舎、美浦6厩舎)の全馬の検体検査を行う。それ以外に“使ったかも”と不安のある馬についても申し出があれば受け付ける。検査をした上で陰性の馬のみ、木曜(20日)の出馬投票を受け付ける」

 ――業者への処分は。
 「まずは混入の経緯を調査し、その結果を待ってから検討される。禁止薬物自体は治療などに使用する場合もあるので、摂取そのものは違法ではない。あくまで摂取して、その影響がある中で出走した場合に罰せられる。今回はそういう事態を避けるために、事前に全頭除外した」

 ▼庄村之伸裁決委員 (東京競馬場で)14日の夕方に厩舎関係者から連絡があった。飼料の販売業者が競走馬理化学研究所の検査で競走馬に与える飼料添加物「グリーンカル」から禁止薬物のテオブロミンが検出されたので、回収したいとのことだった。グリーンカル自体は昔から使用されているが、本来は陰性が出てから販売されるべきもの。それが結果が出る前に厩舎に販売されていたことになる。経緯など詳細については調査中。


この記事についてブログを書く
« 間寛平:「岸和田の客が一番... | トップ | 6/16 伊勢崎ナイターGII・稲... »
最近の画像もっと見る

競馬」カテゴリの最新記事