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オールスター競輪2019回顧

2019-08-20 06:01:50 | 大レース回顧集



関連記事:8/18 名古屋・オールスター競輪 決勝戦




 新田が今年初のG1制覇――。「第62回オールスター競輪」の決勝戦は18日、名古屋競輪場で争われ、菅田壱道の逃げに乗った新田祐大(33=福島・90期)がまくって優勝。グランプリ2019(12月30日・立川競輪場)の出場権利と賞金4400万円を獲得した。新田のオールスター優勝は15年の松戸以来2回目。G1優勝(4日制以上)は18年2月の四日市全日本選抜以来、通算7回目。
 競輪ファンに愛された者しか出場できないオールスター。今年、その頂点に立ったのは新田だった。

 開催まであと1年を切った東京五輪。脇本雄太、深谷知広らと共にナショナルチームの活動に従事している新田もまた、今年最後のG1チャンスだった。残念ながらブノワジャパンの仲間たちは勝ち上がりで姿を消したが、新田は菅田、渡辺一、佐藤慎という頼もしい北日本の仲間たちと決勝進出。4車結束の番手位置で大一番に臨んだ。

 「今までにない緊張感だったけど、(菅田)壱道が前で頑張りたいと言ってくれてうれしかったし、先輩方も後ろを固めてくれて本当に頼もしかった」

 号砲とともに新田自ら飛び出して前を確保。青板から抑えにきた郡司を菅田が出させず、赤板突っ張りでガンガン飛ばす。上位独占が決まったかに思われたが、最終2コーナーで5番手の平原が矢のように飛んできた。

 「壱道の掛かりの凄さに苦しくて、踏み遅れてしまった。平原さんの強さに生きた心地がしなかった」

 一瞬の隙を突かれて最終バックを奪われ、半車身先行される苦しい展開に。それでも最終2センターでは仲間たちの思いを背負った新田の気迫が勝り、通算7回目(SSカップみのり除く)のG1優勝で見事にグランプリ出場権を獲得。

 「今後の競技スケジュールは4日後に開幕するジャパントラックカップの結果次第。グランプリに向けては、今以上に強くなれるように練習に励みます」

 12月30日、立川バンクではさらに強くなった新田祐大に出会えるはずだ。 

 ◆新田 祐大(にった・ゆうだい)1986年(昭61)1月25日生まれ、福島県会津若松市出身の33歳。県立白河高卒。05年7月プロデビュー。通算成績は880戦303勝。通算取得賞金は9億5281万円。主な優勝は第68回日本選手権競輪(15年)、第58、62回オールスター(15、19年)、第67、68回高松宮記念杯(16、17年)、第59回競輪祭(17年)、第33回全日本選抜(18年)。1メートル72、86キロ。血液型O。





北日本の牙城は強力だったが、関東のエース平原は意地を見せた。最終2コーナーから出脚鋭くまくり北日本の2段駆けを打ち破るかに思えたが、新田に合わされてしまい5着。Vには届かなかった。「乗り越えられればと思ったが、新田の加速感も凄かった。力不足です。自分が仕掛けての負けなので納得はしています」。悔しさは隠し切れないが、全力は出し切った様子だ。決勝はタテの動きで北日本の脅威となった平原。着実に進化を続けている。この悔しさを糧に、大舞台で躍動して復権する日もそう遠い未来ではない。




▼佐藤慎太郎(2着)内も外も気になり、緊張したレースだった。最後は外を踏んでも間に合わないので、内で行けるところまでと思い踏んでいった。

 ▼諸橋 愛(3着)康多がいい感じで行ってくれて自分にも勝負圏はあったけど、力不足でした。

 ▼渡辺一成(4着)諸橋さんのところで勝負しないといけないのに、う回してしまった。

 ▼中川誠一郎(6着)仕掛けても詰まる感じがなかった。完敗です。

 ▼郡司浩平(7着)勝負にならなかった…。

 ▼中村浩士(8着)何も貢献できずに、郡司君に申し訳ない。

 ▼菅田壱道(9着)突っ張ってから全開で踏んでいくことしか考えてなかった。






令和元年8月18日

名古屋オールスター決勝は北の作戦がまんまと成功。新田が自慢のダッシュで前を取るや、一番前に成った菅田は赤板前に誘導と車間を空けて、郡司浩平に斬らせぬ炎の突っ張り先行。猛烈なスピードに5番手の平原康多は前と車間が空いたにも関わらず、1角から捲りに行き、新田の前に少しだけ出たのを、新田は世界のダッシュで内から盛り返して優勝。渡邉一成は付け切れず、後の佐藤慎太郎が執念の2着で、賞金は6千万を大きく越えた事で、立川GPをほゞ決めました。

これでタイトルホルダーが脇本雄太・中川誠一郎・新田祐大は決まり、賞金で佐藤慎太郎・清水裕友・平原康多迄はほゞ大丈夫。これで残る椅子は3席。

前橋寬仁親王牌と小倉競輪祭を上記の6名以外が優勝した時は賞金でもう一人。松浦悠士・村上博幸に諸橋愛が猛追、古性優作にもチャンスが、立川GPへ向けての争いが激化しますが、脇本・新田・深谷の快速ランナーが東京五輪出場を目指すとの事で、国内のレースはGPのみは寂しい限り。

競輪界の売り上げはミッドナイト頼りに成るんでしょうね。本当にこれで良いのか、先き行きは不安としか言えません。





 「オールスター競輪・G1」(18日、名古屋)

 11Rで決勝戦が行われ、赤板過ぎから先行した菅田壱道(宮城)マークの新田祐大が最終バックからまくって1着。オールスターは2015年9月(松戸)以来の2回目、G1(3日間制を含む)は昨年2月の全日本選抜(四日市)以来8回目の優勝を飾り、賞金4400万円(副賞込み)を獲得。KEIRINグランプリ2019(12月30日・立川)出場権も手にした。北日本4番手から直線で伸びた佐藤慎太郎(福島)が2着、まくり上げた平原康多(埼玉)をかわした諸橋愛(新潟)が3着に入った。

 新田はナショナルチームでの活動が多く、国内の競輪参加はこれが3場所目。そんな中で結果を出して、5年連続となるグランプリ出場を決めたことも大きい。「(北日本)4車で戦えたことは大きいですね。オールスターという大舞台で優勝できたことで、東京五輪へ向けて力がみなぎってきました」。まずは五輪出場に全力を尽くす構えだ。

 表彰式には河村たかし名古屋市長も参列。賞金ボードを渡すときに、新田の太ももに触れ「ええ脚しとる」と感激。賞状を渡すときは普通、対面するものだが、河村市長は「アンタ、ええ男だがや」とファンの方へ向くように指示し、場内の笑いを誘った。



■ 天候 晴:風速 0.5m

着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 2 新田 祐大 33 福 島 90 SS 11.0 捲り
2 9 佐藤 慎太郎 42 福 島 78 S1 3/4車身 10.9 差し
3 5 諸橋 愛 42 新 潟 79 S1 1/2車輪 11.0
4 6 渡邉 一成 36 福 島 88 S1 1/8車輪 11.0
5 1 平原 康多 37 埼 玉 87 SS 1 車身 11.2 B
6 3 中川 誠一郎 40 熊 本 85 S1 3/4車身 11.1
7 7 郡司 浩平 28 神奈川 99 S1 1/2車輪 10.9
8 8 中村 浩士 41 千 葉 79 S1 1/2車輪 10.8
9 4 菅田 壱道 33 宮 城 91 S1 大差 12.9 H

2枠複
2=6 1,860円 (9)
3連複
2=5=9 10,670円 (34)
2枠単
2-6 2,150円 (8)
3連単
2-9-5 32,580円 (100)
2車複
2=9 3,190円 (12)
ワイド
2=9 450円 (3)
2=5 650円 (9)
5=9 1,760円 (22)
2車単
2-9 3,500円 (12)



菅田の心意気、平原の会心の捲り、だが、優勝したのは新田祐大だった。

決勝戦、北日本は4人勝ち上がってきた。福島3人は、菅田に一番前を託したが、この菅田が、普段の競走では見せない強引な位置取りを見せ、残り2周手前で郡司が上昇するも、それを許さず突っ張り切った。そして、誘導退避と同時にスパート。

番手の新田は、早駆けの菅田をギリギリまで庇ったが、2角付近で、5番手に構えた平原がスパート。平原の捲りのタイミングは完璧だった。一瞬捲り切られるかと思われたが、4角付近で振り切った新田は、そのまま押し切り、4年ぶり2度目のオールスター競輪制覇を果たした。

秋には世界選や五輪に通じる、ワールドカップなどに転戦しなければならないため、今年のGI制覇の機会は、恐らく、このオールスター競輪が「最後だった」新田。

ナショナルチームメンバーは、「競技優先」が確約されているものの、S級S班になると、当年のグランプリの出場が可能になるし、また、東京オリンピックは来年8月の開催なので、それ以降、新田がナショナルチームの一員のままでいられるかどうかは分からない。よって、東京五輪後、「競輪に戻ったとき」に、S級S班に在籍していることは、非常に意味があることなのだ。

また、今大会は、脇本雄太、女子の小林優香や太田りゆが不本意な結果に終わっているだけに、ナショナルチームメンバーとして、無様な結果を残せない、という気持ちもあった。

今後は、唯一GIタイトルを獲っていない寛仁親王牌などの出場をどうするか、という点が焦点になるが、ひょっとすると、今年の今後は、グランプリだけの出場になるかもしれない。

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