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「石破総理」後の政局 → 石破は「なるべく早く審判を」 → 年内解散の可能性ある

2024-09-28 03:31:05 | 安倍、菅、岸田の関連記事
自民 石破新総裁 衆院解散・総選挙「なるべく早く審判を」 NHK 2024年9月27日 19時25分

自民党の石破新総裁は、初めての記者会見に臨み、衆議院の解散・総選挙の時期について、国会論戦を経た上で、できるだけ早い時期に国民の審判を仰ぎたいと述べました。

また、近く行う党役員人事や組閣では、今回総裁選挙で争った8人の議員を起用することも検討する考えを示しました。

「全身全霊を尽くしていきたい」
自民党の新総裁に選ばれた石破茂氏は、初めての記者会見に臨み、冒頭、「岸田前総裁が、いろいろな自民党をめぐる問題を受けみずから身を引くという決断をして、こういう形の総裁選挙になった。党の同志とともに、岸田前総裁の気持ちに報いるように全身全霊を尽くしていきたい」と述べました。

衆院解散「論戦を交わした上で判断」
石破新総裁は「新政権が発足するので、いずれの時期には国民の審判を賜らねばならない。全国民の代表者である国会議員で構成される野党の方々とも論戦を交わした上で判断をいただきたいが、なるべく早く審判を仰がなければならない。その2つを合わせて適切な時期を判断していきたい」と述べました。

「人口減少に必ず歯止めをかけるような国を」
石破新総裁は「人口減少はそう簡単に止まらない。少子化の本質は『少母化』だ。結婚したくてもできない人に光を当て、望む人が結婚でき、人口減少に必ず歯止めをかけるような国をつくっていく」と述べました。

また「東京一極集中の打破は東京対地方の構図ではない。東京と地方をさらに発展させるために地方を守るというスローガンのもとに努力をしていく」と述べました。

「もう一度、原点に返る」
石破新総裁は「もう一度、原点に返る。わが党は真実を自由かったつに語り、あらゆることに公平公正で常に謙虚な政党だ。そのような党を同志とともにつくっていきたい。ルールをきちんと守る政党でなければならないし、国民が検証できるような仕組みをつくらねばならない」と述べました。

また「能登半島では今なお苦難の中にいる方が大勢いる。国民を守る、その実現に力を尽くす。苦しい中にある方、『どうして政治はわかってくれないんだ』という悲痛な思いの方々を守る党でありたい」と述べました。

総裁選挙で争った8人「ふさわしい役職に」
石破新総裁は「人事はまだ白紙で、この時点で申し上げられるものはない。自民党が極めて厳しい状況にあることはよく承知しており、この厳しい状況をなんとか打開し、国民に信頼いただくために党や内閣などで、それぞれの役割を適切に果たしてもらえる人事を行う。いろんな方が持っている能力を最大限に発揮するような人事を行っていく」と述べました。

また、今回、総裁選挙で争った8人の議員について「それぞれ立派な識見や政治姿勢を持っている方ばかりだ。ともに戦った方をそれぞれのもっともふさわしい役職にお願いすることは当然だ。高市氏や小泉氏も考え方は同様だ」と述べました。

「防災担当の人員や予算足りず」
石破新総裁は「『防災省』が簡単にできるとは認識していないが、今の内閣府の防災担当の人員や予算は決定的に足りない。来年度からでも人員の拡充や予算の増額は即座に可能なので、それが今後の『防災庁』や『防災省』につながっていくと考えている」と述べました。

「米に自衛隊の訓練基地つくること極めて有効」
石破新総裁は、総裁選挙で掲げた日米地位協定の改定に向けた検討について「対等な地位協定というのは何か、今まで他国がどのように地位協定を改定してきたかをきちんと検証する。そして、アメリカに自衛隊の訓練基地をつくることは極めて有効なことだと思っている。アメリカで、陸上自衛隊、航空自衛隊が持てる能力を最大限に発揮するような訓練基地は、日米同盟強化のために極めて有効であり、具体的な案件から取り組んでいきたい」と述べました。

公認「当選の可能性踏まえ適切に」
石破新総裁は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で処分を受けた議員を次の選挙で公認するかどうかについて「公認は党の選挙対策本部で決定を出すもので、それぞれの選挙区の事情や当選の可能性を踏まえて適切に議論し、判断することになる。公認権者は総裁たる私であり、公認するにふさわしいという説明責任は私もきちんと果たしていきたい」と述べました。

「10月1日に首班指名なら 新内閣はその日に発足」
石破新総裁は記者会見で「10月1日に首班指名をいただくことになれば、天皇陛下のご認証を仰いで新内閣はその日に発足させなければならない。その前に党4役の決定をするのは今まで通りだ。その日程に変更はない」と述べ、来月1日に新内閣を発足させるとした上で、それまでに自民党の役員人事を行う考えを示しました。

「選挙に勝つことが要求される」
石破新総裁は、幹事長に求める資質を質問されたのに対し「やはり選挙に強いということが極めて重要だ。幹事長の第1の仕事は、選挙に勝つことであり、衆議院選挙や参議院選挙、東京都議会議員選挙など各種選挙にきちんと勝つことが要求される。また、総理・総裁に負担をかけてはならず、泥をかぶることも仕事であり、幹事長になる人はそういう形であってほしい」と述べました。

また、人事で旧派閥のバランスを考慮するか質問されたのに対し「自民党の派閥は、もうなくなったので、『どの派閥から何人』という起用は考えることはない」と述べました。

「喫緊の課題は能登の震災と直近の豪雨対策」
石破新総裁は「喫緊の課題は、能登の震災と直近の豪雨対策だ。補正予算案の編成を待つわけにもいかないので、基本的に予備費で対応したい」と述べました。

その上で「補正予算案の編成については、これから党内や公明党とよく話をしていきたい。当面の物価高に対応していかなければならず、物価高対策でどういう政策が最も有効かよく見極めてやっていきたい」と述べました。



【記者解説】決選投票で逆転 勝負を分けたのは?自民総裁選 NHK 2024年9月27日 20時58分

政治部・与党キャップの太田雅志記者の解説です。

Q.石破さんは1回目で1位になった高市さんを決選投票で逆転しました。何が勝負を分けたのでしょうか。


決選投票に残れなかった陣営の議員票が勝敗を決した形です。

決選投票で積み増した議員票を見ますと、石破さんが143票だった一方で、高市さんは、101票にとどまりました。

この背景についてある衆議院議員は、選挙が早いかもしれないという中で刷新感と選挙の顔を求めた結果ではないかと話していました。

また、選挙戦終盤に、岸田政権の経済政策を引き継ぐ考えを強調したことも功を奏したという議員もいます。

さらに昨夜、派閥や旧派閥単位で決選投票での高市さんへの投票を指示したという情報が流れたことで、脱派閥の選挙戦を求める人たちには逆効果だったのではないかという見方も出ていまして、要因はさまざまだと思います。

派閥の影響力は残ったまま?
Q.今回は「派閥なき総裁選」とも言われましたが、旧派閥単位でまとまった行動を模索する動きもありました。派閥の影響力は残ったままと見ていいのでしょうか。

影響力は残っていたと思います。実際、有力議員から決選投票での投票先の指示があったと明かす議員もいます。

一方で、派閥の力学もあってこれまで4回、総裁選挙で敗れてきた石破さんが今回勝利したことは「脱派閥」の象徴とも言えるかもしれません。

今後、こうした影響力がどうなっていくのか、石破さんの政権運営をよく見ていく必要があると思います。

党役員人事・組閣 注目ポイントは?

Q.石破新総裁、このあと党役員人事と組閣に臨むことになりますが、どこに注目していますか。

石破さんはさきほどの記者会見で「人事はまだ白紙だが総裁選挙を戦った8人にふさわしい役職をお願いすることは当然だ」と話していました。

今回は「刷新」と「安定」を両立させる必要がある難しい人事になると思います。

まずは、政治とカネの問題を受けた信頼回復に向けて、清新な人材を登用し、いかに党の刷新を図るかが課題になります。

一方で、選挙戦の最終盤では陣営間の「引き剥がし合戦」がしれつを極め決選投票でも僅差でしたので、高市さんの陣営や有力議員にも配慮しなければ、しこりが残る可能性があります。

党内基盤が強くない石破さんが「刷新」と「安定」のバランスを取り、どう挙党態勢を構築するか、さっそく問われることになります。

衆議院の解散・総選挙の時期は?
Q.そして、気になるのが衆議院の解散・総選挙です。先ほどの会見では「適切な時期を判断したい」という言葉もありました。その時期、どうなると見ていますか。

石破さんはきょうの会見でも、野党と論戦を交わし、なるべく早く審判を受けると説明しました。

石破さんの考えの中には、来月1日に召集される臨時国会で総理大臣に就任したあと、まずは衆参両院で代表質問や予算委員会の質疑を行う考えがあるんだと思います。

また石破さんは党首討論にも意欲を示していますので、来月中旬ごろには立憲民主党の野田さんらとの丁々発止での論戦が繰り広げられる可能性もあります。

石破さんとしては人事と国会論戦を行った上で、新たな政権に対する世論の反応や支持率などを見極めながら、解散のタイミングを探るものとみられます。

野党側はどう対峙?
Q.一方、野党側ですが、石破新総裁にどう対峙していこうとしているのでしょうか。

早期の解散・総選挙も念頭に、政治とカネの問題を厳しく追及する方針です。

この問題をめぐって石破さんは、選挙戦の中で収支報告書に不記載のあった議員に厳しく反省を求めて総裁自身も説明責任を負うと主張してきました。

ですので、総裁自身が具体的にどのような説明を行うのかをただし、政策活動費の廃止などさらなる政治資金規正法の改正を求めるものとみられます。

さらに、大雨被害を受けた能登地方の復旧支援のため、補正予算案の編成と審議も要求し、早期の解散に大義はないと迫ることにしています。



立民 野田代表「『裏金』問題ただす」自民新総裁に 各党の反応 NHK 2024年9月27日 19時48分

自民党の新しい総裁に、石破元幹事長が選出されたことを受け、立憲民主党の野田代表は、「やりがいがある相手だ。がっぷり四つで論戦したい」と述べました。

各党の反応です。

岸田首相「強い政権をつくってもらいたい」
岸田総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し「長年にわたり、政策通として知られ、幅広いウィングで活躍してきた石破新総裁なので、必ずや信頼と共感の政治を実現してくれると期待している。国の内外に難しい大きな課題が山積している。ぜひ石破新総裁には強い政権をつくってもらいたいと思っている」と述べました。

また、自身が誰に投票したのかについては「先ほども両院議員総会で『総裁選挙は終わり、これからはノーサイドだ』と言ったわけなので、あえて誰に入れたのか、この段階で言うのは控えたい」と述べました。

立民 野田代表「『裏金』問題の再調査 国会でただしていく」
立憲民主党の野田代表は、議員会館の事務所で、自民党総裁選挙の投開票の様子をテレビで見ながら、決選投票の開票作業が始まると、「次の対戦相手が誰になるかワクワクするような、ドキドキするような気持ちだ」と述べました。

そして石破氏が新しい総裁に選出された際には驚いた様子をみせたあと、テレビに映し出される石破氏の様子をじっと見つめていました。

このあと記者団に対し「石破氏のラストチャンスの総裁選挙にかける執念を感じた。論戦を逃げないタイプなので、がっぷり四つに組んで、どちらが押し切るかという論戦をやりたい。腕が鳴る」と述べました。

その上で「『裏金』問題の再調査について、総裁選挙に立候補していた候補者全員が後ろ向きだったので、そのことを石破氏に尋ねたい。旧統一教会との関係も再調査が必要で、しっかりと国会でただしていく」と述べました。

そして、早期の衆議院解散・総選挙について「十分ありうると考えて準備していかなければならないが、私たちは石川県能登地方の復旧・復興に向けた補正予算案を成立させるため予算委員会を開くことを望んでいる。まずは石破氏がそれを飲むのかを試したいし、石破氏ならば党首討論も逃げないのではないか」とけん制しました。

維新 馬場代表「ならないことは徹底的に戦う」
日本維新の会の馬場代表は記者会見で「石破氏は総裁選挙にチャレンジを続けてきていて『人間はこつこつまじめにやることが必要だ』と示された素晴らしい結果ではないか。しがらみのない有言実行の政治をやってほしいし、改革にかけるマインドがどれくらいなのか議論を通じてつまびらかにしたい。国家・国民のためになることは協力し、ならないことは徹底的に戦う基本姿勢は変えずにやっていく」と述べました。

その上で、衆議院の解散・総選挙の時期について「豪雨災害の被害を受けた石川県の皆さんは選挙よりも生活の復旧を求めているし、政治とカネの問題に端を発した政治不信もきちんと解決すべきだ。議論をしないで、いきなり選挙をすることは国民の理解を得られない」と述べました。

公明 山口代表「自公政権が結束し 課題に応えていく」
公明党の山口代表は記者団に対し「石破氏とは長い政治経験の中でいろいろな局面で一緒になった。これから連携をしてしっかり自公政権が結束して国民の期待する課題に応えていく。経済、外交・安全保障、少子化対策など重要な政策課題についての政権合意を今月30日にも結びたい」と述べました。

共産 田村委員長「総裁が変わっても同じ」
共産党の田村委員長は記者会見で「総裁選挙では『裏金』事件や旧統一教会の問題で国民の信を失ったことにどうこたえるかが一番問われたはずであるにもかかわらず、再調査さえ拒否するのは真相究明にふたをする姿勢にほかならない。石破氏に総裁が変わっても同じで、総裁選挙を通じて自民党政治の行き詰まりが明らかになったと受け止めている」と述べました。

その上で、衆議院の解散・総選挙の時期について「新しい政権のもとで何をやるのかを、きちんと時間を取って国会で審議し、国民が判断できるようにすることが求められる。予算委員会を含めて審議を行った上で、国民に信を問うよう求めていきたい」と述べました。

国民 玉木代表「立場違うが 国民のために切磋琢磨」
国民民主党の玉木代表は記者団に対し「立場は違うが、国民のために切磋琢磨していく。自民党の『裏金問題』で失われた国民に対する信頼を取り戻す意味で、政策活動費の廃止や旧文通費=調査研究広報滞在費の使途の公開を含め、政治資金規正法などの再改正を速やかに行ってもらいたい」と述べました。

その上で「能登半島で地震に続いて、豪雨災害が発生し、万全を期すべきだ。党利党略ではなく、国民のために必要な対応を国会で行ってから衆議院を解散することが筋だ」と述べました。

れいわ 山本代表「踊り子が変われど 振り付けは一緒」
れいわ新選組の山本代表は、コメントを発表し「踊り子が変われど、振り付けは一緒。経団連とアメリカの奴隷である自民党は倒すしかない」としています。

教育 前原代表「野党の一員としてシビアに見ていく」
教育無償化を実現する会の前原代表は記者会見で「石破氏は自民党の中で最もつきあいがあり食事や鉄道の番組取材など一緒に多くのことをしてきた。個人的に大好きな人物だが、自民党総裁となった以上は『裏金議員』や旧統一教会との関係をどう整理するのかを野党の一員としてシビアに見ていく」と述べました。

その上で「多くの自民党の衆議院議員は『ご祝儀相場』があるうちに衆議院の解散をしてほしいと思っているかもしれないが国会での論戦が大事だ。各党の代表質問を行ったあとには衆参両院で予算委員会を開いてほしい」と述べました。

社民 福島党首 「看板や表紙を変えても変わらない」
社民党の福島党首は記者会見で「『裏金』問題や旧統一教会の問題にメスを入れて、きちんと対応するよう石破氏に求めていくが、自民党は看板や表紙を変えても変わらない。きたるべき衆議院選挙で自民党政権を倒すべく頑張っていく」と述べました。

そのうえで来月1日に召集される臨時国会について「石川県能登地方の豪雨被害への対応に予備費を支出するのではなく、補正予算案を編成して、予算委員会を開き、どのような支援をすべきかしっかり議論すべきだ」と述べました。
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