2024年8/30 小泉進次郎が出馬表明

自民総裁選【23日の動き】小泉進次郎氏が今月30日立候補表明へ　NHK 2024年8月23日 13時34分

自民党の総裁選挙は、小泉進次郎氏は8月30日に記者会見を開き、立候補を表明することになりました。

総裁選挙をめぐってはこれまでに小林鷹之氏が立候補を表明しています。また石破元幹事長が24日に地元・鳥取の神社で、河野デジタル大臣が今月26日に東京で表明します。林官房長官は来週にも表明する方向で調整し、台風10号の状況を踏まえて判断することにしています。

総裁選挙をめぐる動きや発言です。

小泉進次郎氏 今月30日に立候補を表明へ
岸田総理大臣の後任を選ぶ9月の自民党総裁選挙に向けて、立候補に意欲を示す小泉進次郎氏は、これまでみずからに近い議員と対応を協議してきました。

その結果、8月30日に記者会見を開き、立候補を表明することになりました。

林官房長官 立候補表明に向けて陣営で協議
来週にも自民党総裁選挙への立候補を表明する方向で調整している林官房長官は国会内で根本元厚生労働大臣や小野寺元防衛大臣ら旧岸田派の議員を中心としたおよそ15人と会合を開きました。

そして、立候補表明の記者会見を開く時期について、官房長官として危機管理対応に万全を期す必要があるとして、台風10号の状況を踏まえて判断する方針を確認しました。また、掲げる政策の内容やほかの議員の動きなどをめぐって意見を交わしました。

加藤元官房長官 地元県議から立候補の要請
自民党総裁選挙への立候補に意欲を示している加藤元官房長官は、23日午前、地元・岡山で党所属の県議会議員およそ30人と面会しました。

この中で県連の幹事長を務める小野泰弘氏は「内政、外政ともに課題が山積する中、日本のかじ取りを担うには高い見識と明確な国家観を持った人材が必要であり、官房長官などの要職を務めた政策通の加藤氏こそふさわしい」と述べ、総裁選挙に立候補するよう要請しました。

これに対し加藤氏は「ことばに尽くせないエネルギーをいただいた。しっかり受け止めて責任を果たすため『まっすぐまっとうに』という精神で進んでいきたい」と応じました。

このあと加藤氏は記者団から推薦人の確保の状況を質問されたのに対し「今の段階で『全部そろった』という状況には至っていないが、着実に近づいている手応えを感じている」と述べました。

上川外務大臣「立候補に至るまでの大切なとき」
自民党総裁選挙への立候補に意欲を示す上川外務大臣は、23日午前、外務省に入る際、記者団の取材に応じました。

上川大臣は、「立候補に向け、一人一人に思いを伝える活動をしている状況だ。立候補に至るまでの大切なときなのでしっかりやっていきたい」と述べました。

また、アメリカ大統領選挙に向けた与党・民主党の全国党大会で党の大統領候補、ハリス副大統領が演説することに関連し、「私も訪米した時に会ったので、未来への大きなエネルギーを感じている」と述べました。

上川大臣は、TICAD＝アフリカ開発会議の閣僚会合が24日開幕することから、23日は、来日しているアフリカ各国の外相らとの会談など、外交日程をこなすことにしています。

公明党 石井幹事長「新しい自民党の姿示すこと求められている」
公明党の石井幹事長は記者会見で「わが国の課題や将来像についてしっかりと論戦を展開するのと同時に、政治不信を払拭（ふっしょく）する新しい自民党の姿を示すことも求められている。さまざまな課題に真正面から取り組み、希望ある展望を描けるリーダーの選出を期待したい」と述べました。

《22日までの動き》
▽高市経済安全保障担当大臣は、近い議員が「推薦人の確保にメドがついた」としていて、表明する時期を探っています。

これに加えて、立候補に意欲を示す議員らも推薦人の確保に向けた働きかけを続けています。

▽加藤元官房長官は、22日二階元幹事長と会談し、推薦人確保の状況などを報告しました。

▽上川外務大臣は、岸田総理大臣と会談したあと記者団に「新しい挑戦に励ましのことばをいただいた」と述べました。

また、▽野田聖子氏は、二階氏や森山総務会長と会談し、活動の状況を報告しました。

総裁選挙に向けては、▽茂木幹事長や▽齋藤経済産業大臣も、それぞれ近い議員らと推薦人の確保や立候補表明の時期の検討を進めています。

一方、22日夜は、旧安倍派出身のおよそ20人が東京都内のホテルで会合を開くなど、親交のある議員どうしで支持する議員や党内情勢をめぐって情報交換する動きも活発になっています。