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2024年7/22~26のドル円 ユーロ 豪ドル NZドル 英ポンド 加ドル スイスフラン

2024-07-20 08:14:52 | 株式・為替などの経済指標

来週のドル・円は弱含みか。米インフレ指標の鈍化が鮮明になり、9月利下げ観測からドル売り・円買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。また、日銀の追加利上げ観測で円買い圧力が強まり、主要通貨を下押ししよう。7月11日に発表された米6月消費者物価指数(CPI)は予想外に鈍化し、インフレ鎮静化は顕著になっている。来週発表予定のコアPCE価格指数が注目され、前回よりもさらに低下すれば9月利下げの可能性は高まり、金利安・ドル安に振れやすい。

 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会証言やメディアのインタビューで、従来通り政策金利の引き下げにはやや慎重な姿勢を堅持。ただ、金融緩和については前向きな見解とみられ、9月から年内2回の利下げは織り込まれつつある。一方、河野デジタル相は円安を食い止めるため、日銀の利上げの必要性を主張。日本の消費者物価指数(CPI)は加速しており、7月30-31日の金融政策決定会合に向け追加利上げ観測が高まれば円買いが見込まれる。

【米・4-6月期国内総生産速報値】(7月25日発表予定)
 7月25日発表の米4-6月期国内総生産(GDP)は前期比年率+1.7%と、1-3月期の+1.4%を上回る見通し。想定通り改善すれば早期利下げを見込んだドル売りは一服しよう。

【米6月コアPCE価格指数】(7月26日発表予定)
 7月26日発表の米6月コアPCE価格指数は前年比+2.6%と、5月分のから横ばいの見通し。想定よりも弱い内容なら早期利下げ観測により米金利安・ドル安の展開に。

・ドル・円の予想レンジ:155.50円-159.50円

・7月22日-26日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(欧)7月S&Pグローバルユーロ圏製造業PMI 24日(水)午後5時発表予定
・予想は、46.4
 参考となる6月実績は45.8。生産と新規受注は低下。7月については6月時点の新規受注が低下していることから大幅な改善は期待できない。

○(米)7月S&Pグローバル製造業PMI 24日(水)午後10時45分発表予定
・6月実績は51.6
 参考となる6月実績は51.6。生産と雇用は低下。ただ、新規受注は改善していることから、7月は6月実績を上回る可能性がある。

○(米)4-6月期国内総生産速報値 25日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率+1.7%
 参考となるアトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」の7月16日時点の試算によると前期比年率+2.5%。6月時点の製造業と非製造業の業況がさえない数値だったことが成長率を圧迫したが、1-3月期の成長率(+1.4%)を上回る可能性が高い。

○(米)6月コアPCE価格指数 26日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+2.6%
 参考となる5月実績は前年比+2.6%。自動車や耐久消費財の価格が低下したことが要因。6月については財の価格低下は一服する可能性があるが、サービス価格の上昇率も鈍化しており、全体的には5月実績を若干下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・23日(火):(米)6月中古住宅販売件数
・24日(水):(英)7月サービス業PMI、(米)7月サービス業PMI
・25日(木):(米)6月耐久財受注

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「下げ渋りか、ECBの追加利下げ観測も米インフレ鈍化で」
 今週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は7月18日開催の理事会で想定通り政策金利の据え置きを決定。次回9月は不透明だが、景気の下振れリスクで追加利下げの可能性があり、ユーロ売りに振れやすい。一方、米インフレ鈍化は鮮明で、連邦準備制度理事会(FRB)の9月からの利下げ開始を想定してユーロ買い・米ドル売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。
・予想レンジ:1.0750ドル-1.1000ドル

「弱含みか、ECBの追加利下げと日銀の利上げに思惑」
 来週のユーロ・円は下弱含みか。欧州中央銀行(ECB)は7月18日開催の理事会で追加利下げを見送ったが、域内経済の下振れが警戒される。そのため次回9月は追加利下げの可能性があり、ユーロ売りに振れやすい展開に。一方、日本のインフレ高進で翌週の日銀金融政策決定会合に向け、追加利上げ観測で円買い地合いに振れやすい。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
24日:S&Pグローバル7月製造業PMI(6月:45.8)
24日:S&Pグローバル7月サービス業PMI(6月:52.8)
・予想レンジ:169円00銭-174円00銭


来週の豪ドル・円は下げ渋りか。6月雇用統計では、失業率は予想された上昇にとどまる一方、雇用者数が予想を大きく上回る増加となり、引き続き労働市場の底堅さが示された。これで直近の消費者物価(月次)、小売売上高、雇用の強い結果が続いたことになり、豪準備銀行(中央銀行)の年内利上げ観測は高まり、豪ドルは買いに振れやすくなるとみられる。ただ、7月末の日銀の金融政策決定会合に向けて、国債買い入れ減額のほか、追加利上げ観測も浮上しており、円買いが豪ドルの上値を抑える可能性もありそうだ。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:104円00銭-106円50銭


来週のNZドル・円は弱含みか。4-6月期消費者物価指数の前年比伸びが予想以上に鈍化、7期連続の低下となり、NZ準備銀行(中央銀行)の「インフレ率は今年後半に1-3%の目標レンジに戻る」との確信を裏づける結果になったことで、年内利下げ観測が高まり、NZドルはさらに売りに振れやすくなっている。また、7月末の日銀の金融政策決定会合に向けて、国債買い入れ減額のほか、追加利上げ観測も浮上しており、円買い余地ももう少し見込めそうだ。6月貿易収支の発表が材料視される。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・22日:6月貿易収支(5月:+2.04億NZドル)
・予想レンジ:93円50銭-96円00銭


来週のポンド・円は伸び悩みか。6月英消費者物価指数(CPI)などインフレ指標は予想に反して強含み、英中央銀行による早期利下げ観測は後退。英国経済の回復も見込まれ、ポンド買いに振れやすい展開となりそうだ。一方、7月30-31日の日本銀行金融政策決定会合に向け利上げ期待が高まり、リスク選好的なポンド買い・円売りは抑制される可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:S&Pグローバル7月サービス業PMI(6月:52.1)
・予想レンジ:202円00銭-206円00銭


来週のカナダドル・円は弱含みか。6月雇用統計の悪化に続いて、6月消費者物価指数の伸びも予想以上に鈍化し、カナダ中央銀行の早期追加利下げ観測が高まるなか、中銀の金融政策委員会が注目される。政策金利(4.75%)は据え置きが予想されているが、中銀は先月の利下げ決定時に「もしインフレが緩和したら、追加利下げを予想するのは適切」(マックレム総裁)と表明。今回の声明では追加利下げに前向きな姿勢が示される可能性があり、カナダドル売りになりそうだ。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・24日:カナダ中銀が政策金利発表(4.75%に据え置き予想)
・予想レンジ:113円50銭-116円00銭


来週のスイスフラン・円は伸び悩みか。円安進行を抑えるための日本の為替介入は今後も実施される可能性がある。また、スイス中央銀行は通貨高抑制の方針を引き続き堅持しており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク選好的なスイスフラン買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:175円50銭-178円00銭
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