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【コメント全文】「反省するため刑に」池袋暴走事故・飯塚元被告、東京拘置所に収容 遺族「未来の命守られることを」2021年10月12日 20時32分:東京新聞

2021-10-13 11:46:18 | その他


東京・池袋で2019年、乗用車が暴走して母子が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で禁錮5年の実刑判決が確定した旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三元被告(90)が12日、東京拘置所に収容された。今後、健康状態などを確認し、刑務所に入る手続きが進められる。(小沢慧一)
 飯塚元被告は東京地検から呼び出しを受け、12日午後、地検に出頭。その後、拘置所に収容された。
 飯塚元被告は、犯罪加害者を支援するNPO理事長を通じコメントを公表。公判では無罪を主張していたが、「証拠や判決文を読み、暴走は私の勘違いによるブレーキとアクセルを間違えた結果だったと理解した。反省するため刑に服してまいりたい」と初めて過失を認めた。
 理事長によると、この日昼ごろ、飯塚元被告から「今から行ってきます」と電話があり、メールでコメントを託されたという。
 事故で妻と娘を失った松永拓也さん(35)は「過失を認めたようだが、『最初からこの言葉があれば』と思ってしまう。収監されても世の中から交通事故がなくなるわけではない。未来の命が守られることを心から願う」などとするコメントを弁護士を通じて出した。
 判決によると、飯塚元被告は19年4月19日、豊島区東池袋で、ブレーキと間違えてアクセルを踏み続け時速96キロで交差点に進入。横断歩道を渡っていた松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=当時(3)=をはねて死亡させたほか、9人に重軽傷を負わせた。
 判決は弁護側、検察側双方が控訴しなかったため、9月17日に確定した。

◆「暴走は勘違いによる過失と理解」
 東京・池袋で起きた乗用車暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪で禁錮5年の判決が確定した飯塚幸三・旧通産省工業技術院元院長(90)が12日に発表したコメントは以下の通り。
 ◇
 先日の裁判の判決に従い、東京地方検察庁から呼び出しがあり、本日、収監されることになりました。
 このたびの刑事裁判では、事故当時の私には踏み間違いの記憶がなかったため、被害者とそのご親族の方々に心苦しくも無罪を主張させて頂きましたが、提出された証拠及び判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失でブレーキとアクセルを間違えた結果だったのだと理解し、控訴はしないことにいたしました。亡くなられた松永真菜様・莉子様のご家族ご親族様と、おけがをされた被害者の方々には深くおわび申し上げます。私の過失を反省するため刑に服してまいりたいと思っております。また、この事故で多くの方々にご迷惑をおかけしましたことをおわびいたします。
         飯塚幸三

  ◇  ◇
◆「収監されても、事故が無くなる訳ではありません」
 事故で妻と娘を亡くした遺族の松永拓也さん(35)は12日、自身のブログの記事「飯塚氏が収監されました」にコメントを掲載した。ツイッターでは「遺族としての想いを書きました。」と紹介している。コメント全文は以下の通り。
  ◇
今回マスコミ向けのコメントでは過失を認めたようですが、「最初からこの言葉があれば」とどうしても思ってしまいます。
また彼が公に出したコメントのように綺麗な事ばかりではなく、判決後の数週間の方が振り回されました。
ただ、これから真の意味で償える日が来るかどうかは彼次第だと思います。
一方、彼が収監されても、世の中から事故が無くなる訳ではありません。
個人を攻撃し続けるのではなく、無関心でもなく、「どうすればこの様な交通事故が起きないか」を社会の皆様と考えていきたいです。
なぜなら、誰しもが加害者にも被害者にも遺族にもなり得るのが交通事故だからです。
私は真菜と莉子の命を無駄にしたくありません。皆様にも忘れないで欲しいです。
命が戻るわけでもないので気が晴れることなどは今後も無いでしょう。虚しさの方が強いです。
今後この様な事故が起きない事を願い活動は続けていきます。今ある命、未来の命が守られますように。
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